香港金魚街を覗く
2000 年 7 月 7 日
香港の金魚街を一時間ほど覗きました. 油麻地のホテルから旺角まで歩き (電車一駅 10 分くらい), 神戸的感覚で言うと一筋山側に入ったところにあります. ホテルで貰った「香港旅遊指南」というガイドブック (宿泊料 100 HK$ = 1400 円なのに, こんなの貰ってええんか?) にも, 「地球の歩き方」にも載っていますので, 場所は迷わないでしょう.
鑑賞魚店が 20 店くらい並んでいる, 多分世界でも稀なところでしょう. 午後 7 時くらいに行ったのですが, 夕食時なんて何のその, 仕事帰りの おじさんや OL が, 熱心に魚を探して, どんどん買って帰ります. きっと, このペースで売れているということは, どんどん死なせているのでしょう.
店は, 建物の中だけでなく, ワンボックスカーで持ち込み, 路上で 販売しているものも含めると, さらに数が多くなるでしょう. この人は, 2 ケースにぎっしり魚を入れて売っています. 密度高すぎ. 左のケースのものは, 大 10 元, 小 5 元なので, 140 円, 70 円, 日本より確実に安い. 流金やオランダや丹頂です.
店舗は こんな感じ. ぶれていてすみません. ここでは器具をおもに売っています. 日本製のものは, やはり値段は日本と一緒くらい. それにしても, ついこの間, 近くの三軒茶屋の金魚専門店が 廃業されたことを思うと, この賑わいはうらやましい.
店舗の中の水槽. 上段, 左から地金 45 元, 遍地金 120 元, 北京 と書いてあります. 地金はいわゆる名古屋のジキンではなく, 和金の類でしょうか. 遍地金は, 肉瘤がついてます. オランダ? 北京の水槽には 出目と流金がいます. よくわからんけど, 見たこともない品種という わけではなさそう. こちらの水槽には, キャリコっぽいものもいます. 下の水槽には頂天眼などがいます. それにしても, 密度が高すぎ(笑).
「香港金魚街」の写真としてよく使われている(?), 袋売りの風景. でも, 袋で売られているものの大半は金魚ではなくて熱帯魚です. 「見たこともない金魚. . . 」などとガイドブックには書いてありますが, 金魚だったら見たらわかるよ. それにしても, この袋の中で何日過ごすのだろうか.
日本製?の「和蘭錦(オランダ?)」, 「蘭<魚寿>」はさすがに 480, 280 元などと高い. 黒らんちゅうらしき魚もいます. でも, 獅子頭系統は, ほとんどが 中国の ライオンヘッド的な肉瘤です. しかも, オランダはほとんど全部が丸手です (最近は日本もそうらしい). 他に, 「江戸錦」なんてのもいたけど, どういうルートで入ってるんだろう.
お店の人とあんまり話せなかったし, 書籍を扱っている店を 発見できなかったので, いい加減な報告になってしまいました. どなたか, 中国金魚の本をお持ちですか? 広東語でも英語でも, なんでもいいのですが. . .
以上, ささやかな金魚街観察でした.
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