Previewing ========== "プレビュー" は VM 独自のメッセージの表示方法です。これは、まずメッ セージのはじめの部分(たいていはヘッダの部分ですが)を表示して、そのメッセー ジを読むかどうかを選択することが出来ます。SPC をタイプするとメッセー ジの本文を表示します。メッセージが 1 画面分に収まらない時には SPC で 1 ページずつ表示していきます。 デフォルトでは、送受信者、件名、日時といったヘッダがプレビュー時に表示さ れます。もちろん何を表示するかは次の変数を変えることで変えられます。それ は `vm-visible-headers',`vm-invisible-header-regexp', `vm-preview-lines' です。 `vm-preview-lines' の値は "プレビュー" 時にメッセージ本文の何行を表示す るかの値です。デフォルトではこの値は 0 です。もし `vm-preview-lines' が `nil' の時には "プレビュー" は行われません。つまり、メッセージを選択する と同時に"read"(既読)にフラグを切替え、1 ページ分を表示します。 メッセージが選択された時に "プレビュー" で表示されるヘッダは `vm-visible-headers' の値で決まります。この変数には表示させたいヘッダの 始めの方に合う正規表現のリストを代入します。このリストの順に合わせてヘッ ダは表示されます。 `vm-invisble-header-regexp' には表示したく *ない* ヘッダの正規表現を代入 します。つまり、この変数に non-`nil' が入っている時には VM に正規表現に 合わ *ない* 全てのヘッダを表示せよと指示したことになります。故にこの時に は `vm-visible-headers' は単に最初に表示すべきヘッダの順番を決めるだけの 意味しか持ちません。`vm-visible-headrs' にも `vm-invisible-headers-regexp' にも合わないヘッダは最後に表示されます。 `vm-visible-headers' や `vm-invisible-headers-regexp' の値を VM の実行中 に変えたとしても、すぐにヘッダの表示の仕方が変わる訳ではありません。変え るためにはメッセージを移る度毎に `vm-discard-cached-data'(`j' に割り当て られています。) を実行して、メッセージヘッダの並べ替えを VM に指示しなく てはなりません。いちいち `j' を押すのが面倒な人はフォルダの中の全てのメッ セージをマークして、`vm-discard-cached-data' コマンドをマークされたメッ セージに対して実行してやると良いでしょう。Note: Message Marks `vm-highlighted-header-regexp' という変数もあります。この変数には単一の 正規表現を代入しますが、ここに入っている正規表現と合うヘッダは "プレビュー " 時に反転表示されます。例えば、`"^From\\|^Subject"'が設定されている時に は `From:' と `Subject:' が強調表示されます。 デフォルトでは VM は"read/unread/new"(既読/未読/新着)に拘らず全てのメッ セージに対して "プレビュー" を行います。もしこれを、まだ読んでいない メッセージに対してのみ行いたい時には `vm-preview-read-messages' の 値を `nil' にしてください。 `t' (`vm-expose-hidden-headers') を押す度に VM は隠されているヘッダを表 示したり隠したりのトグル動作をします。