(vm-jp)Selecting Messages


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Selecting Messages
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VM で最もよく使われるメッセージを選択するコマンドは `n'
(`vm-next-message') と、`p' (`vm-previous-message') です。
これらふたつのコマンドはフォルダの中のメッセージを次々に選択してくれま
す。次々に戻っていって一番はじめのメッセージを選んだ後、さらに `p' 
を押すと一番最後のメッセージを選択します。逆に一番最後のメッセージの次
には一番はじめのメッセージが出てきます。デフォルトの状態ではこれら二つ
のコマンドは削除フラグの立っているメッセージは飛ばすようになっています。
これは `vm-skip-deleted-messages' という変数を `nil' にするこ
とで飛ばさないようにすることが出来ます。同様に既に読んだメッセージを飛ば
すように設定することも出来ます。それは `vm-skip-read-messages' を 
`t' にすることで達成されます。

`n' や `p' に引数を与えることも出来ます。この時にはその与えた引数個分だ
けメッセージを飛ばします。もしその与えた引数が 1 よりも大きい場合には、
前述のスキップ制御変数の値にかかわらずスキップを行ないません。


`vm-circular-folders' はフォルダの中で最初/最後のメッセージを選んでいる
状態からメッセージポインタを動かすようなコマンド(`n', `p' 等) が入力され
た時にフォルダの最後/最初に移るかどうか(これを『フォルダがつながっている』
と呼ぶことにします)を決める変数です。

`t' が入っている時には VM の全てのコマンドが『フォルダがつながっている』
状態で動作します。一方 `nil' が代入されている時には逆に全ての VM のコマ
ンドが『フォルダがつながっていない』状態で動作し、いくら大きな引数を与え
てコマンドを実行しようとしても、そこで終ってしまいます。例えば、フォルダ
の最初の前/最後の後ろへ移動しようとしても移動できずにエラーになります。
ところで、他の消去、セーブなどのコマンドでは引数が適当な範囲に収まらず、
フォルダの大きさを越えてしまうような時には実行されません。`nil' でも `t' 
でもない値が入っている時には VM の移動のコマンドだけが『フォルダがつながっ
ている』と認識します。セーブ, 削除, 非削除といったコマンドは `nil' の時
と同じ動作をします。デフォルトでは `vm-circular-folders' の値は `0' です。

その他のメッセージ選択コマンド:

RET (`vm-goto-message')
     メッセージ番号 N を選択します。N は 引数として与えること
     も出来ますし、もしそのようにして与えてない場合には ミニバッファで尋ね
     られます。
TAB (`vm-goto-message-last-seen')
     最後にメッセージヘッダ/メッセージの本文を見たメッセージのところへ
     飛びます。
N (`vm-Next-message')
P (`vm-Previous-message')
     スキップ制御変数の設定を無視して、次/前のメッセージに移ります。
M-n (`vm-next-unread-message')
M-p (`vm-previous-unread-message')
     現在選択しているメッセージの次/前の新着あるいは未読のメッセージの
     ところへ飛びます。もし全て読んでしまったフォルダの時には `n' や
     `p' と同じ動作をします。
M-s (`vm-isearch-forward')
     Emacs の incremental search 同様に文字列を検索することが出来ます。
     但し、検索が終った時にその検索が終ったメッセージのところにメッセー
     ジポインタが移動することが異なります。`vm-search-using-regexps' が 
     non-`nil' の時には正規表現で検索することが出来ます。デフォルトでは 
     この変数の値は`nil' にしてあります。*Note Incremental Search:
     (emacs)Incremental Search.


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