Forwarding Messages =================== VM にはメッセージを転送するコマンドが 2 つあります。 `z'(`vm-forward-message') と `@'(`vm-send-digest') です。 `z' をタイプすると、`m' と同様に `*mail*'バッファに移ります。違うのは `m' では `*mail*'バッファの本文の部分が空白なのに対して、こちらでは今選 択されていたメッセージが `*mail*'バッファにコピーされていることです。転 送されるメッセージは RFC 934 の message delimiter で取り囲まれます。 `vm-rfc934-forwarding' の値が non-`nil' の場合、転送されるメッセージの (正規表現の) "^-" は "- -" へ置き換えられます。(これはデフォルトです。) これは受信者が RFC 934 にしたがってメッセージ展開を行う際に必要となるも のです。`vm-forwarding-subject-format' が non-`nil' の場合、転送されるメッ セージのSubjectヘッダはこの変数の値を展開して得られる物となります。この 件名は `*mail*'バッファの Subjectヘッダに収まります。`nil' が入っていた 時には `*mail*' のSubjectヘッダを空欄にします。転送されたメッセージには "forwarded" のフラグが立ちます。 @ (`vm-send-digest') は `z' と同じようにメッセージを転送 します。違いは、今選択しているフォルダの全てのメッセージのダイジェストを 作り、これを `*mail*'バッファに挿入することです。このコマンド `vm-send-digest' もマークに対応しています。Note: Message Marks マーク を付けたメッセージに対してこのコマンドが使われると、マークがなかった時に は今のフォルダのメッセージ全てのダイジェストを作るのに対して、マークの付 いたメッセージだけのダイジェストを作ります。前置引数(C-u)を与えて起動す ると VM はダイジェストの前にダイジェストの中身のリストを表示します。その リストのフォーマットは `vm-digest-preamble-format' によって決まります。 また、`vm-digest-center-preamble' の値が non-`nil' の時、リストは中央に 寄せられます。