Summaries ********* `h' (`vm-summarize') をタイプすると、VM はカレントフォルダの中にあるメッ セージのサマリを表示します。フォルダ内のメッセージに何らかの変更が加えら れると、自動的にこのサマリに表示されている情報も変更されます。矢印 `->' が今選択しているメッセージの行の左に表示されます。 `vm-auto-center-summary' の値でこの矢印をサマリウィンドウの中心の行に置 いておくかどうかが変わります。`t' の時、VM はこの矢印を中心に留めるよう にします。それに対して、`nil' の時には矢印を中心に留めるということはしま せん。`t' でも `nil' でもない値の時にはウィンドウが一つでない時には矢印 を中心に持ってくるようにします。 `vm-summary-format' という変数がメッセージのサマリのフォーマットを 決めます。この変数には文字列を代入します。この文字列は C 言語の printf と同じようなメッセージの様々な情報と置き換えられる "%"指示子を入れるこ とが出来ます。サマリウィンドウでは 指示子には次のようなものがあります。 a - 属性を示すもの(4 ascii char分の幅) 1 文字目:`D', `N', `U', ` ' 各々削除、新着、未読、既読を示します。 2 文字目:`F', `W', ` ' 各々ファイル済み(保存済み)、書き出し済み を示します。 3 文字目:`R'. `Z', ` ' 各々返信済み、転送済みを示します。 4 文字目:編集したメッセージでは `E' がそうでなければ ` ' となり ます。 A - より長いの属性表示(6 ascii char 分の幅) 1 文字目:`D', `N', `U', ` ' 各々削除、新着、未読、既読を示します。 2 文字目:`r', ` ' メッセージに返信したか否かを示します。 3 文字目:`z', ` ' メッセージを転送したか否かを示します。 4 文字目:`f', ` ' メッセージをファイルに転送したか否かを示します。 5 文字目:`w', ` ' メッセージをファイルに書き出したか否かを示し ます。 6 文字目:`e', ` ' メッセージを編集したか否かを示します。 c - メッセージ本文の文字数(ヘッダを除く) d - メッセージの発信日 f - メッセージの発信者のアドレス F - メッセージの発信者のフルネーム (もしなければ f と同じ) h - メッセージを発信した時刻 i - メッセージID l - メッセージ本文の行数(ヘッダを除く) m - メッセージを発信した月 M - 数値で表したメッセージを発信した月(1 月 = 1) n - フォルダ内でのメッセージ番号 s - メッセージの件名 t - メッセージの受信者のアドレスを `,' で区切って並べたもの T - メッセージの受信者のフルネーム を `,' で区切って並べたもの。もし なければ対応するアドレスを表示。 w - メッセージを発信した曜日 y - メッセージを発信した年 z - メッセージの発信者がメッセージの発信時間を示すのに使ったタイム ゾーン * - マークを打たれた時 `*'、そうでなければ` 'が表示される。 "%%" は `%' になります。 "%" とその後に続くアルファベットの間にフィールドの幅を記述することが出 来ます。正の数値を与えると右端に揃え、負の数値を書くと左端に揃えます。ま た、その後ろに"."をつけて数値を書くことも出来ます。ここに与えられた数 値がこのフィールドに記述できる文字数の限界値となり、それ以上長い文字列が 与えられた時には切り詰めれて丸められます。 サマリフォーマットはメッセージ一つに付き一行である必要はありませんが、最 後に改行記号("\n") を入れる必要があります。そうしないと、メッセージポイ ンタがサマリウィンドウで正しくメッセージを指し示すことが出来ません。 サマリを起動時に自動的に作成することも出来ます。Note: Starting Up. フォルダバッファと同様にサマリバッファでも VM のコマンドは全て使うことが 出来ます。`vm-follow-summary-cursor' を non-`nil' にすると、VM はサマリ ウィンドウのカーソルのある行のメッセージに対して与えられたコマンドを実行 します。但しこの機能はサマリバッファウィンドウからコマンドを与えた時 *だ け* しか効かないことに注意してください。