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99年8月24日のログ



不束ながら  by  虚蝉  
>   木管激し蔓珠沙華刺す       褄黄
> 夕霧の奥の舞台の人影の        香緒

  かがり火まとふ紅葉揺らぎて      虚蝉

 霧の彼方で霞む紅葉が、かがり火に照らされて舞う人に見える、
 というのはかなり無理があるのかも知れません。

99.8.24 21:10

連句の続き  by  つまき  
虚蝉さん、次をお願いします。


99.8.24 10:48

いろいろご指摘  by  香緒  
勉強になります。

夏の暑い白い庭から始まったので。秋は峻烈な光で
と思って、それで、コントラストに人影という具合
です。だから光で苦労しているのです。それと、「の」
を何故か並べたおもしろさをと。

夕霧の奥の舞台の人影の

でどうでしょう? 二文字が出ない。

99.8.22 11:55

香緒さんに  by  褄黄  
ちょっと、香緒さんの意見も
聞いてみましょうか。
きょうは、自宅で、入力しています。

99.8.21 23:12

コロモが生きてないですね  by  虚蝉  
むしろ夕霧を生かすというべきでした。
失礼をお詫び致します。

99.8.21 21:44

不束ながら  by  虚蝉  
コロモを活かすのでしたら、

> 夕霧の衣の舞台の人影の



> 夕霧をまとう舞台の人影の

と、されますと七音でまとまるように思うのですけれども。

99.8.21 21:42

コロモ  by  ツマキ  
なんとか七音でいきませんか、香緒さん。
コロモで納まっているんですが、、、、

99.8.21 15:46

コロモです  by  香緒  
コロモです。ルビをふってください。

99.8.21 3:49

月  by  つまき  
月はダメです。

99.8.20 21:29

香緒付け句  by  つまき  
コロモノブタイノ
でしょうか。
八音です。
キヌのブタイの
でしょうか?
ルビふっていただいてもOKです。

99.8.20 21:27

月は既に  by  香緒  
だから、

夕霧の衣の舞台の人影の

で如何でしょう?

99.8.20 20:48

はい  by  香緒  
全体の流れに従います。
つまり、多分、一瞬の眩さに浮かぶというイメージは少し
薄れるでしょうが、全体の水の流れに沿うておっしゃる通りに
しましょう。いっそのこと、

月白の衣の舞台の人影の

というのは如何でしょう?


99.8.20 20:36

稲  by  つまき  
季続きでの季戻りは確かによくないですね。
香緒さんの判断、いかがですか?

稲妻=雷光のようです。
ただ、音のない雷光のようです。(角川)
「稲光によって稲が実るという俗説から、稲妻という言葉が生まれた」
とも記されています。

でも、彼岸花のあとに花火は、少しね。
そろそろフィニシュですから慎重にいきましょうか。
虚蝉さん、助言感謝します。
こうして皆で共作・思案することも、醍醐味ですね。

99.8.19 21:19

苦しいながらご提案  by  虚蝉  
私が手元で使っております三省堂の「ホトトギス新歳時記」では、
香緒さまの「稲妻」(「稲光」)は「秋の夜、遠い空に音もなく走る〜」とありまして、
良く使われる雷光とは少し違う気象現象のようで、
「秋」、八月の季語として紹介されています。

前句の褄黄さまの「蔓珠沙華」も調べますと九月の季語で、
厳密な式目に則りますと季戻りになってしまうのでしょうか。

同じ季戻りでしたら、と、敢えて乱暴を申し上げますと、
同じ八月の季語に「花火」がございまして、
香緒さまの「稲妻の」を「遠はなび」とさせて頂いて、

「遠はなび瞬の舞台の人影の」

とさせて頂いては前句の「蔓珠沙華」に対して付き過ぎて、
「稲妻」よりも表現が弱くなってしまうでしょうか?

次の句を思う以上に悩んでしまいました。

99.8.19 20:48

〜の  by  つまき  
一瞬を瞬にして、
「〜の」でつないだ方が
リズムがいいと思います。

99.8.19 10:5

稲妻  by  つまき  
香緒様、稲妻は、秋の季語です。
雷が稲に当たって、光。稲光、
その瞬間に稲が実る=身ごもるという発想からか
稲妻という言葉があるのでしょう。よって秋の季語。
それはいいのですが、ウ一句の「稲を刈るエンジン」と同語
なので避けたいわけです。漢字をカナに変えても、ダメなのですけど
とりあえず。

99.8.19 10:3

ああそうですか?  by  香緒  
講談社学術文庫で秋となっていましたので使いましたが、
是非訂正してください。「いなづま」としてくださいませ。
尚、人影の-->人の影 とした方が良いですか?

99.8.18 20:25

稲  by  つまき  
香緒さん、前に「稲」が出ています。
雷鳴だと夏の季語になるし、とりあえず、
「いなづま」とカナ表記にしましょうか?

99.8.18 19:15

続き  by  つまき  
稲妻の瞬の舞台の人影の

としました。異論ありましたら、お知らせください。

虚蝉さん、次お付けください。

99.8.18 15:56

いよいよお結  by  香緒  
稲妻の一瞬の舞台の人影の

http://www.geoities.co.jp/HeartLand-Namiki/6256/index.html
99.8.17 20:56

ナウへ。  by  つまき  
そのときの声が声呼び一になる    褄黄 
祈り届けとうごめく胎内     香緒  
  初潮の高き波浴び月露は     虚蝉
        木管激し蔓珠沙華刺す      褄黄

と付けました。
さていよいよ、終盤。ナウ(名残裏)です。
初表が「序」、初裏が「破の一」、名残表が「破の二」で
名残裏が「急」といわれています。
香緒さん、急転して秋の句を。
全体検証は、満稿までまた、やっていきましょう。 


99.8.14 13:33

グッときてます。  by  つまき  
素晴らしい。うっとり。
胎内も、いまのところ、このままにしてしばし鑑賞いたしましょう。


99.8.12 19:47

苦し紛れですが  by  虚蝉  
> そのときの声が声呼び一になる    褄黄 
>   祈り届けとうごめく胎内     香緒  

  初潮の高き波浴び月露わ     虚蝉

歳時記をめくっていると秋の季語に「初潮」(はつしお)というのを見つけてしまいまして、
前句の「胎内」とも「月」とも引き合い弾き合うような淫らさに惹かれてしまいました。

淫らさ故に平凡に当たり前な流れなのかもわかりません。
ご叱正をお待ちしております。

99.8.12 19:41

おかえりなさい。  by  つまき  
香緒様、おかえり。

さっそくの付け句。おおきに。

うごめくタイナイですね。
七音にするために、全然趣きが違いますが、
はしる胎内
なんてのはどうでしょう。
虚蝉さん、続けていきましょう。


99.8.11 17:38

帰ってきました。  by  香緒  
土曜に広島を出て、南は故郷の鹿児島市へ、火曜日昨日戻って参りました。
鹿児島の街に出て、とある本屋で「絵桜」をひょいと見つけて即買いました。
帰りの車中で缶ビールを飲みながら頁を捲りました。
だいぶ、ご無沙汰をして失礼致しました。

蝉時雨汗を拭ひてハイヌーン        虚 
  銃筒磨くうすものの僧       褄 
たどり行くけもの道這ふ山みみず    香 
  身をくねらせて慕ひ追へども    虚 
そのときの声が声呼び一になる     褄 
祈り届けとうごめく胎内 香

99.8.11 7:17

香緒様いづこに?  by  つまき  
蝉時雨汗を拭ひてハイヌーン        虚 
  銃筒磨くうすものの僧       褄 
たどり行くけもの道這ふ山みみず    香 
  身をくねらせて慕ひ追へども    虚 
そのときの声が声呼び一になる     褄 
香  雑
                   虚 秋月
                   褄 秋  折端

99.8.9 17:52

取り敢えず  by  虚蝉  
>   銃筒磨くうすものの僧       褄黄 夏
> たどり行くけもの道這ふ山みみず    香緒 雑

    身をくねらせて慕ひ追へども    虚蝉

 あまりひねりすぎるとわからなくなってしまいますので、
 むしろ平凡に連ねさせていただきました。

99.8.9 13:40

あのー  by  香緒  
数日、PCを離れるかもしれません。
故郷に帰ってきます。インタネットカフェででも
書き込めるかも?

暑いおり、お体を大事に、お過ごしください。

99.8.7 1:38

連句  by  褄黄  
たどり行くけもの道這ふ山みみず

とします。カタカナを避けます。
ハイヌーン、銃、けもの道
ぬめぬめとしています。気配が、いい感じの推移
面白いです。かすかな余情で、「付かず離れず」でいきましょう。
虚蝉さん、次をお願いします。
付け方は、自在でいいですが
ただよふ気配、空気、余情、
あるいは、ふっとかわしたり逃げたり
まったく反転したりと、ひねってください。

99.8.6 10:16

さてと  by  香緒  
> もくもくと旨し煙の魚類たち     褄黄
>   味覚の分子いまはいづこに    香緒
> 蝉時雨汗を拭ひてハイヌーン     虚蝉
> 銃筒磨くうすものの僧     褄 夏
> 辿り行く獣道這う山ミミズ 香 雑

99.8.6 1:37

涼庭  by  つまき  
香緒様、途中経過を眺めつつ、次をお付けください。

99.8.5 17:45

連句  by  つまき  
   味覚の分子いまはいづこに      香  
蝉時雨汗を拭ひてハイヌーン        虚 
  銃筒磨くうすものの僧       褄 夏

99.8.5 17:43

いえいえ  by  虚蝉  
模様眺めをしながら長考をしておりました。
お声掛け頂きありがとうございます。

> もくもくと旨し煙の魚類たち     褄黄
>   味覚の分子いまはいづこに    香緒

  蝉時雨汗を拭ひてハイヌーン     虚蝉

かの映画には蝉など鳴いておりませんでしたけれども。

99.8.4 17:33

虚蝉様  by  繼黄  
リクエストするのを忘れてました。
途中経過のみアップして、そのままにしていました。
次は、虚蝉さん、夏の付け句です。
なるべく旧カナづかいで。

いずこ→いづこ

です。ぼくもこの点弱くて、古語辞典など確認している始末です。

99.8.4 10:25

はい、付けました  by  香緒  
>菜の花のはるか彼方に海が見ゆ    香
>ズボンの裂け目吹き抜けて風    虚
>もくもくと旨し煙の魚類たち     褄
>味覚の分子いまはいずこに 香

なんか字が揃わないのはなぜでしょうか? タイプした通りにならない。

99.8.3 6:8

連句  by  繼黄  
菜の花のはるか彼方に海が見ゆ    香
  ズボンの裂け目吹き抜けて風   虚
もくもくと旨し煙の魚類たち     褄

次、付けてください。

99.8.2 15:27

一考後です  by  香緒  
菜の花のはるか彼方に海が見ゆ
見ゆも覗くと同類でしょうか?
であれば、
菜の花のはるか彼方に海の青

http://www.geocitie.co.jp/HeartLand-Namiki/6256/index.html
99.8.1 13:34

了解  by  褄黄  
虚蝉さん、ありがとうございます。
香緒さんも、平行してご一考のほど
そのまま持続しますので、句の世界は、なるべくそのままで。

99.7.31 10:43

されば  by  虚蝉  
ズボンの裂け目吹き抜けて風  虚蝉

と致しましょうか。取り敢えずですが。


99.7.31 10:38

いま気づきました。  by  褄黄  
香緒さんの発句、「覗く」と名残表(ナオ一句目)の「のぞく」も
たいへん気になります。我を開放するためにも、ここでちょっと苦悶しましょう。
まず、香緒さんから一考お願いします。
かように、連句、少人数であるほど、我のイマジネーションが試されます。
偉そうにいって、ほんとにごめんだけど。

99.7.31 10:11

少し、意見  by  褄黄  
ズボンのやぶれめ
八音を、なんとか一考を。

ズボン破れ目吹き抜けて雲   など、ご一考をお願いします。

それと、第三に同じ虚蝉さんの言葉に「雲逃げて」があります。
なるべくなら、流転していきましょう。

99.7.31 10:6

私のズボンも  by  虚蝉  
確かに私に巡ってくる予感がありました。
とはいえ、三人ですから、すぐに順番が回ってくるのではありますが。

> 菜の花のはるか彼方に海のぞく  香緒  春
  ズボンの破れ目雲が吹き抜け   虚蝉

種も仕掛けも含めておきましたが、
興が冷めてしまいますので、
気になる方がいらっしゃいますまで、
ナイショにしておきましょう。
もちろん、他愛の無いものなのですが。

99.7.30 20:1

式目  by  つまき  
それから、途中経過ページから「式目」へリンクできるようにしました。

99.7.30 11:10

連句、名残へ  by  褄黄  
香緒さん、平句ですので、「や」の切れ字を変えました。
それから打順、変えます。
次は、虚蝉さん、雑の短句付けて下さい。
どんどん新しいイマジネーション出して下さい。

99.7.30 11:8

Let's go!  by  香緒  
菜の花やはるか彼方に海のぞく 香緒 春

で、いいのかな??
黄色い果てに青の海がのぞく
波瀾万丈の予感
余計なこと書かないほうが......

http://www.geocities.co.jp/HearLand-Namiki/6256/index.html
99.7.29 1:1

名残はじめましょうか。  by  褄黄  
みなさん、名残をやっぱり続けていきましょうか?
どうしましょうか?
香緒さん、名残、折立、春の長句です。
名残に入って、一気に波瀾万丈にいきましょう。

99.7.28 10:2

近い  by  胡朱  
志郎康さんの話が出てきて, はっとしました.
昔, 志郎康さん選の雑誌で 2 年ほど教えていただいて,
何から何まで ずいぶん影響を受けました.
(と威張ってみても, 桜湖さんはもっと. . . ?)

あ, それからここは自由なので, いいんです.
僕も褄黄さんすら直接お会いしたことはありません.
ただ, バナー広告の出る営業用の掲示板じゃなくて,
詩の好きなプログラマーが, いつか究極の連句プログラムを書きたいという. .
苦情ではなく助言を, ということで. .

http://washizu.org/
99.7.25 21:35

そうかそうか  by  香緒  
ずっと掲示板をスクロールダウンして、ああ、そうか
と思いました。

知らぬ同志が太鼓叩いてちゃんちきおおけーさーと思ってましたら
そうでもなかった。~ふと感じた~のもそういうことかなと。

99.7.25 20:58

運転免許プリ仮免  by  K.O. or kaoki(香緒)  
昔フットボール競技場に連れて行かれ、座席を交代して始めてハンドルを握り、
エンジンキーを回しアクセルを恐る恐る踏んでよろよろと競技場の駐車場を
一巡りし、インストラクターの指示通り夢中でハンドルを操作し、ふと前方を
見るとこちらに向かって車が近づいてくる、えッと思うのも無理はない、知らぬ
うちに本物の車道を走っていたのだから。なにか、褄黄さんのお誘いを受けて、
どんどん走り始めたと言う感じです。走れるようになるともう何処にでも行き
たくなる。褄黄さんどうもありがとうございました。

褄黄さんの句には、多分詩から来るのでしょうか、幻想的なきらびやかさを感じました。
この連句を始めた後で---確か鈴木志郎康の作品だと思いますが---壁に隙間があり中を
覗くと白い影が二つ...という詩を目にして、あッと思いましたが、中でうごめく人間の
息遣いを虚蝉さんの句にふと感じるときがありました。



http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/6256/index.html
99.7.24 21:52

読み返して見て  by  虚蝉  
表六句に一番苦しんだことを思い出します。
褄黄さんの先のご指摘のように、十一句目でダリが出てくるまで、
実に手堅く、私自身も式目しか意識していませんでした。
その手堅い中でも、

> 金魚勇んで落とす金いろ     褄黄

の意外な表現にもっとも惹かれます。
ご一緒させていただき、ありがとうございました。

99.7.24 17:3

一応、満尾  by  褄黄  
どうですか、だんだん面白くなってきたでしょう。
ぼくもちと、消化不良ですが、これで潔く満尾とします。
立派な半歌仙です。
でも、別室「途中経過」をご覧いただいたらいろいろ感想でてくると思いますが、
ぼくは、表六句の流れがすごく好きです。
ご意見ください。

99.7.24 13:39

ワイパーの話  by  香緒(kaoki)  
昔、スウェーデンに行った時、スェーデン人とフィンランド人と英国人がそれぞれ
お互いを馬鹿に(といっても笑いの種にして笑う他愛の無いものですが)し合うの
を傍でにこにこ聞いていたことがあります。それはお酒の飲み方に関わる御笑いだ
ったと記憶してます。でも、こまかい内容は忘れました。それで、その場に居た
フィンランド人の青年、Dr. Kobroのことを皆でこんな風に馬鹿にして笑いあって
ました。「お前は喋るときにつばを飛ばして喋る(口角沫を飛ばすと日本でも言うで
しょう)。だから(フィンランド人、と一般化したかどうか忘れた)車のワイパーが
内側についている」と。それで、雑の七七を思い出しました。

ところで、起 承 と来て、転に入るのですか? それとも、これでひと区切りですか?

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/6256/index.html
99.7.24 3:13

特に決まり事はなかったでしょうか?  by  虚蝉  
>   目にもワイパー必要かしら 香緒  雑
> かなだらい底に積もるは花骸  褄黄  春・花
    雨に打たれて芽吹く山繭  虚蝉  春

 以前、紹介していただいた式目を読み返して見たり、
 半歌仙「フランスの空の巻」を参考にさせて頂いたりしたのですが、
 はっきりこうまとめないといけない、という事が分かりませんでした。

 実は虫は苦手でして、まして山繭が羽でも伸ばして飛んで来たら、
 目を瞑って念仏でも唱え始めるくらい怖いもので、
 雨に打たれても大丈夫なんだろうかと悩んでしますが、
 野生種の蚕で雨に打たれない訳にはいかないだろうな、
 と、納得しようともしています。
 なるべくなら、想像だけで現物は見たくないものです。

 最後のご叱正をお待ちしております。

99.7.23 19:30

春・花  by  褄黄  
かなだらい底に積もるは花骸


虚蝉さん、春で半歌仙閉じてください。

99.7.23 12:9

車内だった。  by  香緒  
車内だった。しまった。

99.7.23 1:21

ちょいと東京へ行ってました。  by  香緒  
>月涼しファン黒々と風力の群れ   香緒    夏・月
>  きばりて屁ひる老ばなな売り  褄黄    夏
>裏声で値切るおばさん唾飛ばし   虚蝉    雑
> 目にもワイパー必要かしら 香緒 雑

ちょいと野暮用で東京なんぞに行ってました。
浜松町からJRに乗り社内を見渡すと、ぴしっとアイロンをかけたズボンをはいてる人、
丹念に(多分)髭をそってつるつるの人、ちょっと胸が開いて覗きたくなる砂丘の見えるひと、
茶髪男に青色口紅女の寄り添い、など東京風物詩を楽しみながらうっかり東京駅で降りるのを
忘れずに、水道橋グリーンホテルで夜を過ごし、今日、最終便のひとつ手前で、帰宅。
八重洲ブックセンターで販売中の「春から夏へ、詩の毛が生える時」は私が本屋をうろうろして
いる間に一冊売れた。うしうし。清鱗さんじゃないけど今少し酩酊気味。


http://www.geocities.co.jp/Heartland-Namiki/6256/index.html
99.7.23 1:19

「老ばなな売り」が生きて良かった  by  虚蝉  
「落ち行く寓居」(おちゆくぐうきょ)なら素敵ですね。
気張って屁を放つバナナ売りは日に焼けて皺だらけでごま塩ひげ位でないと、
印象が弱い様にも思いまして、考えあぐねておりました。

99.7.21 19:0

隠居→寓居  by  褄黄  
落ち行く寓居
でいかがでしょうか。


99.7.21 18:33

了解  by  褄黄  
「風に群れ」とします。
隠居と老、確かにしまったと思いました。
ただ、隠居は、隠棲する住まい、隠棲することの意で使おうかと思いました。
その意味では、隠れ家がやはりいいのですが
ちょっと、ご無理いいますが、ご一考ください。
「帰れソレント」より「隠れ家」の句がはるかに魅力的ですので。
ぼくは、老ばなな売りの、「黄色く鋭い管の音」気に入ってます。

99.7.21 18:25

没を採用して頂いて  by  虚蝉  
字余りに五二でも四三でもない短句だったのですが良かったのでしょうか?
とはいえ、本来なら即興の不退転、心して掛かるべきと反省を深めています。
直して頂いた「隠居」は「いんきょ」と読むのでしょうね。

> 月涼しファン黒々と風力の群れ   香緒    夏・月
>   きばりて屁ひる老ばなな売り  褄黄    夏
  裏声で値切るおばさん唾飛ばし   虚蝉    雑

僭越ながら、既に考えられたのかも知れませんけれど、
直された香緒さんの「風力の群れ」は、「ふうりょくのむれ」と読むならば、
いっそ「風に群れ」(かぜにむれ)として、風車を風景に帰すのではなくて、
ドン・キホーテの見誤った巨人に見せる事ができないだろうか、とか、
褄黄さんの「老ばなな売り」も前々句の「隠れ家」を直されて、
「隠居」として「老い」を感じさせているのだから、
「老い」を重ねずに「ばななを叩き」(四三)では印象が弱いだろうか?
と不束ながら想像を巡らせております。

裏声で値切るおばさんは実は見た事がございません、老いたバナナ売りも。
日本の風景ではなく別の国の風景のような遠さ。

99.7.21 17:40

開通しました。  by  褄黄  
というわけで、胡朱さんのおかげで
東京〜京都のバイパス開通しました。
ここの途中経過を、ご覧の上、付句ひねりだしてください。

99.7.21 14:40

途中経過  by  胡朱  
というリンクを作りましたので, 褄黄さんのページに
「edorenku.html」というファイルを置いて下さいませ.
この場合, 編集は褄黄様お任せということになります.

参加者がもう少し自由にいじれるようにしたいのですが,
その場合, 当サーバで CGI のシステムを組むということになります.
パスワード管理が面倒. .

それから, 事後報告ですが, テスト投稿一つ削除しました.

99.7.21 13:59

連句続き  by  褄黄   
歌仙「涼庭の巻」

(初折表六句)

石塀の隙間に覗く夏の庭       香緒 発句 夏
  金魚勇んで落とす金いろ     褄黄 脇  夏
照り返す甍炙られ雲逃げて      虚蝉 第三 夏
  井戸は静まり声が遠のく     香緒     雑
萩の茎月光つたひ鈴が鳴る      褄黄    秋月
  夜露零れて錆びる小刀      虚蝉 折端 秋

(初折裏十二句)
 
稲を刈るエンジン空に響く青     香緒 折立 秋
  揺れたる穂先少しはぢらひ    褄黄    恋
眼を伏せてしなだれかかる髪なぞり  虚蝉    恋
  ひそかな想ひ鏡映して      香緒    恋
ダリの毛物のつしのつしと逃避行   褄黄    雑
      落ち行く隠居イスカンダルへ   虚蝉    雑
月涼しファン黒々と風力の群れ    香緒    夏・月
  きばりて屁ひる老ばなな売り   褄黄    夏
                  虚蝉    雑
                  香緒    雑
                  褄黄    春・花
                  虚蝉    春
 
                     「半歌仙満尾」の予定

好みその他の判断で、ちょっと変えてみました。異論あればぜひ。
褄黄、二五の悪癖、ごかんべんを。

                     

99.7.21 13:55

ありゃ  by  管理人  
「お名前」が空の状態で
「褄黄さん」ボタン押したら, 最初の
(13:39)ようになったのでしょうか?
僕のところでは, 「お名前」→空, 「褄黄さんボタン」→ON
で「褄黄」だけの表示になりますですが. .

99.7.21 13:50

よよっ  by  褄黄だす。  
「だよ」がいつもいるわけだ。

99.7.21 13:41

れれっ  by  褄黄だよ  
あれっ、褄黄さんボタンおしてもだめだった。

99.7.21 13:40

なにからなにまで  by  褄黄  
胡朱様 なにからなにまでお世話になります。
連句の推移が一望できる、つまりは、実際の懐紙の全貌表みたいなのを
配置していながら、おしゃべりできればベストですけど
それは、むずかしいことでしょう。

それから参加者が不特定多数になった場合、先着順も嫌だし、
作を選ることもしたくありません。
かといって、10数名でやれば、一歌仙に2.3では、物足りないし。
考えます。


99.7.21 13:39

test  by  管理人  
お名前の入力時, 褄黄さんだけ,
「褄黄さん」ボタンを押して下さい.
どうも, 「お名前」に「褄黄」が入力できないのは
Mac から送信時の問題のようで, ちょっと解決法を思い付かなかったので,
このような応急処置にしました.
(偽「褄黄さん」が出没したりして)

99.7.21 11:49

拝見  by  褄黄  
香緒さん、いいですね。
ファンでもよかったかもしれません。
ぼくは、アイドルに群れるファンを想像していましたから
これ、誤解のまんまいっても面白かったかも。
あの風力発電のプロペラですね。
コッポラの映画「コヤニスカッティ」でフィリップ・グラス(だったかな)の音楽
といっしょにこの映像見たことあります。

少し、カタカナと洋物の頻出気になります。

99.7.21 9:57

現代の連句  by  香緒  
(実作ノート、宇咲冬男)によりますと夏が発句の場合、冬の月となってます。
標準がこうだということで、いろいろなケースがあるのだなと思います。

>   ひそかな想ひ鏡映して     香緒    恋
> ダリの毛物のつしのつしと逃避行  褄黄    雑
>   寂れし我が家帰れソレント   虚蝉    雑
* 月涼しファンの群れの黒々と 香緒 月夏


米国のカリフォルニア州、サンフランシスコの北を車で走るとファン(プロペラ)の群れが
果てしなく続く光景に出会います。風力発電の直径が30mもあるプロペラがゆっくりと回転
している、それがいくつも並んでいるのです。どうも景色っぽくなる。これは撤回。

>   ひそかな想ひ鏡映して     香緒    恋
> ダリの毛物のつしのつしと逃避行  褄黄    雑
>   寂れし我が家帰れソレント   虚蝉    雑
* 月涼しMIDI曲流し居眠りし 香緒 月 夏

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/6256/index.html
99.7.20 0:41

字余りなので  by  虚蝉  
よくよく考えて見ると字余りなので、

>   ひそかな想ひ鏡映して     香緒    恋
> ダリの毛物のつしのつしと逃避行  褄黄    雑
    寂れし我が家帰れソレント   虚蝉    雑

展開が早くても焦らない様にしなければ。

99.7.19 19:26

本当は  by  虚蝉  
>   ひそかな想ひ鏡映して     香緒    恋
> ダリの毛物のつしのつしと逃避行  褄黄    雑
    落ち行く隠れ家イスカンダルへ 虚蝉    雑

ダリというとアンダルシアなのでしょうが、それでは先回りされてしまいます。
逃げるとしても十四万八千光年先でも飛躍とはいえないでしょうか。

図書館では「浅酌歌仙」/石川淳・丸谷才一・杉本秀太郎・大岡信(集英社)を借りてきました。
鑑賞だけでも大変だと思っております。中公新書「連句入門」も探して見ますね。

私も夏風邪には気をつけないと。

99.7.19 18:33

連句続き  by  つまき  
歌仙「涼庭の巻」

(初折表六句)

石塀の隙間に覗く夏の庭       香緒 発句 夏
  金魚勇んで落とす金いろ     褄黄 脇  夏
照り返す甍炙られ雲逃げて      虚蝉 第三 夏
  井戸は静まり声が遠のく     香緒     雑
萩の茎月光つたひ鈴が鳴る      褄黄    秋月
  夜露零れて錆びる小刀      虚蝉 折端 秋

(初折裏十二句)
 
稲を刈るエンジン空に響く青     香緒 折立 秋
  揺れたる穂先少しはぢらひ    褄黄    恋
眼を伏せてしなだれかかる髪なぞり  虚蝉    恋
  ひそかな想ひ鏡映して      香緒    恋
ダリの毛物のつしのつしと逃避行  褄黄    雑
                  虚蝉    雑
                  香緒    夏・月
                  褄黄    夏
                  虚蝉    雑
                     香緒    雑
                  褄黄    春・花
                  虚蝉    春
 
                     「半歌仙満尾」の予定

一応、この三吟は、半歌仙で満尾とします。
香緒(今回は香緒でいきます)さん、恋句が続いて、幾分「付けすぎ」です。
恋の句は、いくつ詠んでもいいのですが、恋は、切実な愛の思いがこめられて
いなければならない(「恋の本情」というそうです)ので、ちょっとしんどいので
一句で去ってもいいと教えています。恋句が続くと、どうしても平坦になり
序破急の、波瀾万丈なスリルが半減します。
恋句を続ける場合でも、年代や風情、状況の違う恋を詠んで
波を起こすように心がけてもいいでしょう。
半歌仙で終えますので、皆さん、もっとハチャメチャに謎めいてください。
老成しているよ。

99.7.19 15:13

99年7月19日までのログ