丸鉢, 二段朝顔
私の飼育している土佐錦の飼育容器です.
土佐錦は, 陽当たりが命です.
ベランダ飼育でも, 出来るだけ陽当たりが良いように,
丸鉢は台の上に置いています. でも, これでもまだ
高さが足りないので, 近々工事する予定です.
今のものは, 家にあるものを使っていますので, 台はタダです.
まずは, 使わなくなったスタッドレスタイア.
その上に衣装ケース. 980 円くらいで売ってるものでしょう.
これの便利なところは, 加工がしやすいことです.
丸鉢の排水ホースを通すのに簡単です.
排水栓があると, 俄然, 便利になります.
以前はサイフォンを使ってとろとろ排水していたのが嘘のように,
一瞬で終ります.
空いた時間は錦魚の世話にまわすことができます.
その上に丸鉢. これは, 朝顔型の丸鉢に段がついているので,
師匠と相談して二段朝顔と命名しました.
FRP 製の鉢の底に排水栓をつけて, 全体を 2 cm 厚の
発泡スチロールで囲っています. もとの鉢の外側を取り囲むように
つけていますので, 保温と, 水量アップの両方に特徴があります.
もっとも, この形は陽受けが多い, つまり, 傾斜の角度が寝ているため
熱くなりやすい傾向にあります. したがって, 日光が一日中射すような
場所では, すぐに水温が上昇して, 魚の管理が難しくなります.
これを, 「水が湧く」と言うそうです.
逆にいえば, この形は日射しが弱い, 我が家のような場所では
性能を発揮するかと期待されます.
秋になって「決め」を作り始める前の当歳の土佐錦は,
容器の外側をくるくるまわって泳ぐ習性があります.
そこで, 容器の外側に浅瀬を作ると, そこを泳ぐようになります.
また, 排水栓のまわりの金属部分は光を反射します.
これが錦魚の目に入ると, 目が出てくるという弊害があります.
そこで, ドーナッツ状の黒いゴムを排水栓の上に置いています.
底にある丸い固まりがイトメです.
もっと日射しが強く入ると, 苔の色は茶色になります.
その色が目標なのですが, うちでは苦しいかもしれません.
丸鉢の傾斜が, 土佐錦独特の尾を作るそうです.
別の丸鉢. イトメをばくばく食べています.
餌は, 10 時から 10 時 30 分の間くらいには,
食べ残していても引き上げてしまいます.
あまり食べすぎると, 品のない魚になるようです.
その後の時間帯は, 泳ぎまわったり, 容器の底, 周囲についた
苔をばくばく食べるサラダタイムです.