6月25日: ついに本体をゲット (フラッシュカードはまだ)
大阪の M さんからモノが届きました.
変なメールばっかり出してすみません > Mさん.
MobileGear for DoCoMo いわゆる 「ドコモバ」って奴です.
97年夏の製品らしい. 486SX 12.5 MHz メインメモリ 4 MB
という泣こうかな, 泣かないとこうかな, というスペックの
AT互換機もどきであるということは, こんなページに
辿りついたあなたならとっくにご存知でしょう.
シリアルケーブル(定価で1万円弱) & 書籍 2冊(定価で4000円ちょっと)と
本体一式で 2.7k というのは, 安いのか高いのか.
9800円で本体が売られていたこともあることを考えるとバカ高かも
しれないけれど, NEC謹製のシリアルケーブルを探して秋葉を
うろつく苦労を考えると, まぁ妥当な価格だと思った次第です.
だいたい, こういうオプション品(ケーブル類)って異様に安いか,
定価に近い値段か, どちらかでしょう. .
中古で重要なのは, モノがへたっていないかということですが,
幸い新品同様といった感じでした. 今のところ気に入らない部分は
何もありません.
因みに, 先日曜日に新宿のサクラ屋で MK-32 の新品が
5万4800円と言われました. 最初, 6万とかぬかすので,
「冗談ですか?」と言ったら, その値段まで下げてはくれたものの,
隣でモバ2が 59800 とか書いてあるのに, 「一般的に」見て
WinCE が動かない機種がどうして 5千円 しか違わないんだ??
4万くらいだったら, 買ってしまったかもしれないのに.
何がなんでも欲しい人は, その日の時点で 2台ありました.
店頭に置いてないので, 永遠に売れないかもしれません.
値段はともかく, 私はこれで満足しているので放っておいてほしいです.
フラッシュカードや付属品からソフトまで全て込みで 4万以下で携帯 UNIX 端末を
使えるんだったら, 貧乏人の私でも趣味として成り立つでしょう.
さて, フラッシュカードはないので, まだ PocketBSD は入れられないので,
デフォルトのセッティングで確認できることをしました.
まず, 「モバイルギア」一般の特徴として, 長持ち(24時間以上)する
単三乾電池駆動, 静かな本体(ファンやディスクがない),
大きさも充分で静かなキーボード, 軽い(500g)といった特徴があるのは
知っていましたが, 確かにそのとおりだと思いました.
私の用途としては, ずばり「電車の中やマクドナルドなどで
nemacs と canna で文章を書く」ということなので, そういう用途に
限定する場合, 確かに望み得る最高の環境だと思いました.
もっとも, 液晶は多少みづらい. バックライトをつけたり,
まぁ, そういうことをはじめると小遣い(笑)があっという間に
消えるので, 自分一人で明るい場所で一人で見る分には大丈夫でしょう.
色は, このページの背景の色みたいなんだけど, Windoze を
インストールした直後のデスクトップの色と一緒のような気がするが. .
私が貧乏モバイル人生をはじめるに当たって, 比較の対象としたのが,
やはり Libretto20 の中古や IBM PC110 ですが,
現在では価格を考えると ドコモバ一式の方が微妙に安い程度でしょう.
スペックとしては, 他機種の方が圧倒的に良い. なんたって
X Window が普通に動くんだから.
じゃあ, なんで PC110 とかにしないのか.
うーむ, やっぱり電源とキーボードでしょうか. .
それから, PC110 も検討したんだけれども, X Window を使わなかった
場合, Linux 入れて kon , それから svgalib といった使いかた
でしょうけれど, mgl の面白さと較べると意外と svgalib は
負けているんじゃないか. svgalib を使った目玉商品は
doom だと思うんですが, そんなに狂ったように今更 doom やらないし. .
ACアダプターがなければ安心できない携帯端末ってのもなぁ, と
思うんですわ. PocketBSD の完成度の高さ(実際使う前なんだけど)を
考えると, やっぱ PocketBSD がいいや. .
因みに, わしは DOS 機はもう使う気になれません.
昔使ってた Dynabook SX001 では, VZ エディタと WTERM と
2400 bps のモデムで, 卓上端末として立派な出来だったけど,
いつもいつもいつも, 「ああ, しょせんは DOS」と思ってしまった. .
そうそう, 仕事で NEC の FC (DOS)と通信をするシステムを
作ったこととかあるんですが, そういう限られた用途なら
逆に DOS でいいかも. 仕事で思い出したけど,
PC110 関係のリンクから,
わしの労動力を搾取して Libretto の最新のだの, 何,
今は Vaio だの買いまくっている, 上越地方在住の
馬鹿親父のページをついつい見てしまったが, 思い出し笑いならぬ,
腹が立って眠れなかった. てめぇなんざセクハラ疑惑で辞職しやがれ.
おっと毒づいた.
ということで, ドコモバの DOS化というのはちょっと私は, , ,
という感じなので, とりあえず一通りの機能の確認.
ドコモバはご存知のように携帯電話用の PDC とケーブルが
ついてきます. 我が家の携帯電話は J-PHONE の DP-145 なのだけれど,
とりあえず「パソコン通信」で大学の大型計算機センターに
接続したところ, 接続できました. そこから telnet で
自分とこのサーバに入ることもできました. でも EUC の日本語は
化けました. まぁ, これは大した問題ではない.
ついで, 母艦側の Win95 に Mobile Gear Station をインストールして
シリアル接続していろいろしてみたけれど, たとえば
「登録ソフト」に「大富豪」をインストールすることもできました.
でも, 「大富豪」やってみたら, いきなり 2順目で「かくめ〜い!」
とかいって革命をおこされたので, ぶちっとやめる. 最近短気ですわ.
ともあれ, 「 PocketBSD インストールキット」 には,
フラッシュカードを母艦に突っ込んで, PocketBSD インストーラを
「登録ソフト」にコピーして, インストールを開始するという記述
だったのですが, シリアル接続で, ドコモバに差した フラッシュ カードに
いきなりインストーラをいれても OK だという気がします.
うちは貧乏なので, PCMCIAスロットのあるパソコンが存在しません.
友達の家にお邪魔しようと思っていたのですが, シリアル接続が
できればその必要はなくなると思うのですが, やってみないとわからん.
ところで, 母艦の Linux でも Mobile Gear Station は
使えるのでは!?と思ったのが, これ.
wine で mgstation.exe を実行したら, それっぽく起動するのですが,
シリアルポートをたたくのがうまくいっていないようで, 断念.
まぁ, 一度 PocketBSD をインストールしたら関係なくなるけど. .
今日はここまで.