-  金魚又は土佐錦魚飼育年数: 
  20 年前に 4-5 年(らんちゅう, オランダシシガシラ)
  らんちうとオランダの繁殖家であった叔父(神戸市垂水区)の
  手解きで, 名古屋の実家にて上記の魚を飼っておりました. 
  90x60 cm のプラスチック製の舟 4 面でらんちゅうを飼っていました. 
  叔父の池での繁殖を手伝ったことはありますが, 自宅での繁殖はさせていません. 
 -  現在飼育の金魚又は土佐錦魚の紹介: 
  オランダシシガシラ 稚魚 2 尾!
  つい最近, DIY ショップで購入しました. 35 cm 水槽なので 2 尾だけです. 
  昔, 飼っていた高級魚とは比べ者になりませんが, なんとも愛嬌があります. 
 -  飼育環境、スペース等: 
  公務員宿舎 5 階のベランダです. 3 間 x 1 m ほどです. 
  僅かに東に向いた南向き, 日当たりはまあまあです. ベランダの柵が
  コンクリートなのでベランダの底面に置いた鉢への日照時間は 3, 4 時間
  程度です. ベランダからは 300 m (住宅街 5 ブロックほど) 先に国道 246 号と
  首都高 3 号線が見えます. その間は, 国道沿いのマンション群までは
  同じ高さの建物はありません. そのため, 風通しは良好です. 
  もっとも空気はあまり良くありません. 
  ベランダで排水はできますが, 水道蛇口がありません(ポリタンクで毎回運ぶ予定). 
  イトミミズは近所(車で約 5 分)の熱帯魚店にて購入予定. 
  イトミミズは流水に晒す必要があったと記憶していますが, そこで流水が
  ないのが辛いです. でも, 昔 バケツからサイフォンの要領で水を垂らす
  装置を自作していたので, そういう方法で宜しいでしょうか?
  
  写真については, デジカメはありませんが普通のカメラとスキャナーがあります. 
 -  参加動機(出来るだけ詳しく):
  金魚との出会いがなければ今の私はありません. 金魚は, 日本酒と並んで
  日本(と中国?)が世界に誇るバイオテクノロジーの古典だと思います. 
  子供の頃に読んだ桜井先生の「金魚百科」に描かれた遺伝学の不思議に
  魅せられたことが最初のきっかけとなって, 大学で分子生物学を専攻しました. 
  もっとも, 大学で飼っていたのはゼノパスやマボヤ(ホヤは難しいです), 
  ムラサキイガイ, イトマキヒトデなどですが. 
  勉強が進むにつれて, 生態学や遺伝学からどんどん離れていき, 
  卒業研究では真性粘菌を使った物理学(粘菌変形体を飼うのは非常に簡単です), 
  大学院ではついに実際の生物を捨て大型計算機上の生体高分子の計算をして
  今に至っております. 
  金魚を飼育するためには, 情熱は不可欠として, 安定した生活環境も
  必須だと思います. 独身のアパート暮らしでは, 趣味として金魚を
  継続的に飼うための心の準備ができませんでした. 5 年前, 神戸の叔父を
  亡くしたときも, 叔父の池が駐車場にされるのを黙って見ているしか
  ありませんでした. 幸い, 2 年前に現在の妻と結婚し, 狭いながらも
  風通しの良いベランダつきの官舎に住むことができたので, 
  子供の頃に挫折した金魚飼育を再びはじめたいと思いました. 
  飼うなら難しいものをと思い, 名古屋出身なので地金も考えましたが, 
  土佐錦魚の美しさに私自身が惹かれたことと, 協力者の妻もトサキンが
  好きだということで, トサキンを探しに池袋西武を覗いたりしていました. 
  土佐錦魚はとくに難しいと聞いておりますが, 玉野先生の御指導を仰ぐこと
  が出来るということで, 良い機会と思い, インターネット土佐錦魚塾に
  応募させていただいた次第です.