1998年10-12月 の What's New!

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ここからしか飛べない過去のページもあるよ。


12月24日:Merry Christmas !

今日は東京もからっと晴れ上がって、white christmas というよりも 霜焼けの手をさすりながら鴨川の河原で凧上げをしたときの風を 思い出すような日和ですが、お元気ですか?

やっぱり今年もクリスマス ストリートはやりません。 すみません

というのも、ちょっと寂しいので、今後の予定ですが、 春頃に何曲か新しいものを出せればと考えています。

12月18日:本人が書いてるぅ!

Way to Win Communication board
山本昌さんばかりか奥様まで、、。

2008 年時点

12月14日:乱歩と東京

今日の読書は「乱歩と東京」松山巌 (1994)ちくま学芸文庫 。 やっぱり、20年代のシカゴといえばアル・カポネですが、 20年代の東京といえば、乱歩ですか。 もっとも、それより前に思いつくのが渋谷は道玄坂にある 「ライオン」という名曲喫茶で、すごくうさん臭くてチープな 20年代風の洋館の作りになっている、現役の喫茶店です。 あまりこの世の方という雰囲気のしないお姉さんが、暗闇の中から オーダーをとりにくるのは、まさに乱歩の世界だなぁと、 最近は年に一度行くか行かないかなのですが、訪れる度に思います。 わしは、こういう造りの建物のことを当時の人は、 本物の西洋だと勘違いしているとばかり思っていましたが、 「乱歩と東京」の著者によると、当時のインテリもやっぱり この似非な造りを軽蔑していたそうです。 でも、何が本物かという基準なんて、意外と判らないもので、 このうさん臭さが、近代日本の本質なのではないかと思ったりもします。

ところで、もう一つ乱歩といえば、オルフェウス ゴーシュの相棒は、 ミーティングの度に、彼のじいさんから貰ったというコートのポケットから 乱歩の文庫本を取り出して、毎回「これ最高なんですよ」という話を していました。たとえばミュゼットにしても、 70年代の諸々にしても、彼はなんでも自分で「発見」するので、 おかしかったです。それは昔から知られているものなんだよ、という 突っ込みは、この際あまり意味がないのかもしれません。 そんなこんなで、「ハト男の話」を二人で作ってみたのですが、 何年か前のライブでやったきり。 ちょっと手を入れないと完成品として出すわけにはいきませんな。。

12月11日:マタイ受難曲

突然思い立って、「マタイ受難曲」磯山雅 (1994)東京書籍 という本を 買ってしまいました。500ページ以上ある分厚い本なのに3000円 だったので、衝動買い。。いつ読むんだろう。 最初のきっかけは、わしが持っているマタイのスコアもレコードも洋版なので、 日本語訳の歌詞(マタイ伝の引用以外の部分)が欲しかっただけなのですが。 英語訳の聖書の英語ってのも、とても癖があると思いませんか。 で、そりゃあたしだって人の子ですから、このバッハの大作には それなりに非常に思い入れが深いですが、この著者は10年かかって 書き上げたそうです。 クリスマスにマタイを聞きながら、キリストについて 考えてみるのも悪くないかもしれません。

12月8日:バーテンダーは、

なんか昔、しょうもないバーテンダーの歌を作ったことがあるのですが、 今でも基本的な考え方は変わっていないものがありまして、 つまり、バーテンダーは歌っちゃいけない、ってことです。

でも、〜しちゃいけない、というものというのは、実は出会いによって ころころ変わるもののようで、男の美学と拮抗するというか、 人生そんなものなのか、まぁ、酒場で
> /dev/null (虚無に放り出す)
するものなのかもしれませんが、ぐっちゃらすっちゃら。。。

ボア セレスト
という、ベルギービールを飲ませてくれる店に、妻に連れていって 貰いました。客は我々と、ビジネスマン風の男性2人と、だけだったので ゆとりがあったのか、いつもそんなかんじなのか、 カウンターの中で(!!)、マスターがピアノを弾いてくれるんです。 むじゃむじゃかっこええ、どう聞いても素人じゃないな、という演奏でした。 ピアノを弾いているからといって、マスターとしての勤めを疎かにしている わけではなく、たとえば箸を落したら演奏をすっと止めて 新しいものを持ってきてくれるし、メニューを見ていたら (オーダーだよ)という目で奥の女性(奥さん?)を呼んでくれるし。。
かっこいい男の人や女の人に対しては極度のあがり症なので、 普段はこういうかっこいい人と話は出来ないのですが(半分くらい本当です)、 ビールの心地よさに、ついつい話し込んでしまいました。 昨夜は、 ベルギービールの奥深さとシンクロナイズしているマスターに出会って、
バーテンダーだって歌っていいんじゃないか
と、考えを改めました。 そして、夢見心地にピアノを聞きながら、マスターとして一日も早く復活して もらいたい、もう一人のマスターのことも考えていました。

12月1日:師走になりました

Linuxうろうろ
こんなページを作ってみました。 うーむ、でもここの読者の方とは重なりにくいんだろうなぁ。。

11月29日:間引き菜がうまいんだ

もうすっかりこんもりと2列の大根が生えてきた畑なのですが、 今日は第一回の「間引き」をしました。 どぅわーっと生えている大根の若い芽の中から屈強なものを残して 後は摘んで根を取ってボールの中に入れていくのですが、 大きなボールいっぱいに間引き菜がとれました。 こいつを水で軽く洗って、軽く湯がいて、胡麻油と醤油とポン酢と 擦った胡麻をかけてシーチキンと和えて食ったらうまいのなんの。。。 やっぱり、ここまで話題を引き延ばす限り、そろそろデジカメでも 買ってきて可愛い子供たちの写真を載せないといかんなぁと、 すっかりパパになっています。。

さてさて、ライブの前後でいろいろ音楽の話をしていたのですが、 一般性の高いほうだと思われる話題を。。

たとえ端役で出ていても、チェロ弾きである限り、 「わー、チェロ良かったですぅ」という言葉を常に待っているものなのです。 が、今回はアコーディオンの音楽をアコーディオン2台でやったために、 やっぱりアコーディオンの印象が強かったようで、 このページを見て来てくれた方からも 「アコーディオンって素敵ですね」 というお言葉を多数いただきました。 で、こういう言葉をいただいたときに私が前から用意している話が、 「でしょう?でね、アコーディオンというのは弾く人弾く人によって 個性がすごく出る楽器なんですよ」という話です。 たとえば、ピアノを弾いていて、「個性」が出てくるまでには 相当の修行が必要なわけです。この演奏はこの人以外のものではない、 というピアノの演奏というのはなかなか出てこない、という。 でも、アコーディオンの場合は違って、初心者でも楽器を持った瞬間から 「その人以外にない」というカラーが強く出ます。 今回でも、高橋さんみたいにアートっぽい、というかマエストロっぽい 演奏をする人がいたり、老川さんみたいに素直で可愛い演奏をする人もいます。 他には、何を弾いてもエッチな演奏になる女性の方や、 オルフェウス ゴーシュの相棒みたいに、青臭さがほとばしる演奏をする人がいたり、 下手でも上手でも本当にいろんなカラーがある。 だから、アコーディオン弾きと合わせるのは、いつまで経っても飽きないんです、 と、心にもない言葉、ではないのですが言わんでもいい話を言ってしまいます。

まぁ、わしがアコーディオン弾きとばかり合わせているのも、まさに そういう理由からでして。。今まで主にオルフェウス ゴーシュの相棒、 映画が本業の坪川くん、それから今回の人たちとやっていますが、 持ってくる曲からミーティングのスタイルからして、三者三様で面白いです。

逆に、弦楽器の側からアコーディオンと合わせるときのポイントを考えると、 とにかくアコーディオンの音は、くどくて音量が大きくてインパクトが強いので、 そういう特徴に合わせたアレンジを考えるべきだ、ということがあります。 弦楽器やピアノと合わせるときと違って、 向うから歩み寄ってくるまでに時間がかかるので、どちらかというと アコーディオンにいっぱい弾いて貰うというスタンスの方が容易に 合わせることが出来ます。後は企業秘密ですか(笑)。

でも、ちゃんとアレンジを考えると、打弦楽器であるピアノなどよりも 本質的には親和性が高いと思います。 つまり、どんな楽器でも単音で最初のアタックの後でリリースが あるわけですが、リリースでの協調性はアコーディオンとチェロという 組み合わせの方が高い、ということです。 なので、わしが好きな「映画”ジプシーのとき”の”タンゴ”」などは、 もともと弦楽四重奏なのですが、容易にアレンジが出来るわけです。 曲を選べば、結構、既存の弦楽四重奏などから、この組み合わせに持ってこられる と思います。もっとも、チェロもアコーディオンも、このリリースの音が くどいですから、あまりくどくないように気をつけるべきでしょうけれど。。

と、またまた余分な話でした。

11月25日:ありがとうございます

お、久しぶりに「ありがとうございます」の OGNew!です。

キャパが30人程度という Bar Rythm ですが、このページ関連で 来ていただいた皆様が10人近くいらっしゃって、店の常連様には 申し訳ありませんが、本当にありがとうございました。

といっても、店の常連の方々は多分朝の4時まで飲んでいたでしょうから (因みにわしは1時半頃に退散しました。。)。。結局100人くらい 累計ではいらっしゃったのではないかと思います。

ライブについては、いろんな感想をいただきました。 わし自身の反省としては、久しぶりだったのと、ばりばりスタンダードの ミュゼット&タンゴは考えてみたらあまりやっていないので、 ちょっと不慣れな感じでしたけれど、さすが念気の入ったメンバー だったので、本番の出来は良かったのではないかと思います。

アコーディオンの老川さんは、とても努力家で、ノートに 毎日どの曲を何回練習したかを記録しているくらいなんです。 今日の主役だったので、負担は相当のものだったと思いますが、 なんだかんだ言って本番に間に合わせることが出来るところは、 さすが最近はTV業界に進出するだけのことはあると思った次第です。

わしの友達に、やっぱり受けていたのはアコーディオンの高橋さんのソロによる 「アディオス ノニーノ」です。ピアソラのお父さんが亡くなったときに 書かれた曲だそうで、これぞ蛇腹楽器、憎いぞ、という泣ける曲なのですが、 僕が聞いた中でも昨日の本番が一番良かったです。 こういう、本番に一番おいしいところを持ってくるところはプロやなぁと思います。

わしは最近はもっと曲作りに専念したいので、ライブは乗り気では ないのですが、、ライブに参加させてもらうと、やっぱりライブは ええなぁと思います。準備が大変な割に儲けはないけど(笑)。

今日の昼間は、わしはいつものように研究ですが、この昼間の静けさ (今日はボスがいなくて一人なので、余計に静かだ)と夜の賑やかさのギャップが 面白くて仕方がありません。 そう、古代の遺跡にたたずんでいると、街の喧騒が聞こえてくるような。

今夜もやりますので、よかったら来て下さい。

11月24日:流星2 と、ライブ

先週の金曜日の夜、富士山麓のスキー場に空を見にいきました。
寒くて寒くて(-3°Cくらい?)、一時間くらいしかいられなかったけれど、
10個くらい流星を見ることが出来ました。
マスコミが騒いでいた火曜日は、そのスキー場も人がいっぱいだった
そうですが、金曜日はがらがらでした。こういうの面白いね。
それにしても田舎の空はすごい。解像度がまるで違う。オリオン座の模様の中が
あんなに賑やかだということを初めて実感しました。
天の川もはっきり見えたよ。
普段、分子シミュレーションの画像が「銀河系みたいだ」なんて
言っていますが、蛍光ラベルした分子でもないかぎり、
光っていませんからね。星は自分で光っているんですわ、って当たり前か。

さて、今日のライブですが、どうやらDMがなくても入れてくれそうです。
ただし、飲み代が3000円です。おつまみはあまりないようなので、
お食事してからいらして下さい。店は7時くらいからやっているという
噂ですが、8時くらいが確実かと思われます。
で、Bar Rythmの場所が(教えて貰ったメールのコピーですが、、)


       〜電車編〜

       小田急下北沢下車、南口へ階段を下りる。
   直ぐに手前に引き返す(井の頭線ガードをくぐる)。
   第一勧銀に突き当たるのでそれを右折。
   そのまま直進。途中細い道(自動販売機横)になるが
   自分を信じて直進、バス通りに出る。
   あ〜ら不思議もう着いちゃった。(左Rhythm,右Shelter,)


   〜車編〜

   茶沢通り、北沢タウンホール横。ローソンの2階。
   なんだこの方が解り易いわ。   

   世田谷区北沢2−7−14 菊池ビル2階
   03−3466−2008


調子にのったら弾き語りするかもしれんです。
では、宜しく。。

11月20日:流星

流れ星はもう見ましたか?
わしは、今夜見に行きますが、見れるかなぁ。。

ところで、最近のインクジェットのカラープリンタの性能は
すごいですねぇ。。下の「作文」の絵を、近所の研究室で
プリントアウトさせてもらったらすごく美しかった。

「見てくれ」なんてのは、本当は大事じゃないんだけど、 「見てくれ」が良くないと、みんな見てくれない、というのが 「見てくれ」の本質でしょうね。

そう、路上演奏は「見てくれ」が本当に大事です。 だって、僕たちの写真はとっていくのに金は置いていかない人って すごく多いですから。そういう写真として、「見てくれ」だけが 後々まで残っていくのでしょう。

それは結局、周囲の喧騒が大きければ大きいほど、「見てくれ」の 重要性が増すという関係なのだと思います。 S/N比、あるいは「粗視化」の問題に帰着されます。

それにしても、理解の足りない人に書き直しされるのは、 困るなぁ。。本当に、。
以前、某工業新聞に「協同現象」を 「共同現象」と書かれた、とか、 某通信社の人が取材したいというので話をしたらWebを利用していない のにWeb端末の話を聞きにきたり、ああそうか、いつもメディアの問題だ。
以前、「びっこひきひき」という言葉を書いたら、「片足ひきひき」に 修正したいと電話がありました。それは、それは、まぁ仕方ないのでしょう。
!?
そう、でも「この人の言うことだったら受け入れるべきだ」という事例は ありえると思うのです。

それから、問題になるのは「作品の出来に偏りがある場合」ですね。 編集する人間が受け入れたい部分はスルーするのだけれど、 後の部分は嫌だと思われてしまった場合、どう耐えるか。
これは、なかなか答がでない。場合にも寄るでしょうし。
原則としては、「まぁ仕方がないな」と自分が納得出来るか、でしょうか。

自分なんて大したことないな、と思う?
じゃあ、放っておいてくれよ、って。。

そうそう、ちっぽけなメディアには言論の自由なんてないのは重々 承知しています。笑っちゃうくらいひどい。笑っちゃおう。でも、

声が大きい方がいいのか?、とにかく、

くっきりした輪郭、が効いてくるわけで。

囁やきたいな。

11月16日:内職

内職で掲示板を作り直しています。Web プログラミングにかける手間が 惜しくて今まで放置してありましたが、ちょくちょく直していきたいと 思います。何か良い提案はございませんでしょうか?

昨日は24,25日の初合わせでした。チケット入手しましたので、ご予約の 皆様に発送したいと思います。まだ僅かに残っています。 あ、でもこれはライブのチケットじゃなくて、 飲物と食べ物のチケットですよよん。素晴らしい店なので楽しみにしててね。

姉貴の家からガリアーノのCDをお借りしてきたのですが、クールだわ。。 これを目指していたら永遠にストレスが溜るばかりでしょうから、 take it easy,take it easy で行きましょう。

楽譜を書いていたり考えごとをしていると、いつも妻に迷惑をかけます。 すまんのぉ。。

今日は数理化学科の大講堂ってとこでシンポジウムに行っとるのですが、 この建物、今年の3月に出来たばかりで、クールだわ。 企業だったら当たり前なのでしょうけれど、OHPもPCのモニタ出力も その他の出力もみんな調整して出せるプロジェクタがあるし、 壁も音楽用のホールみたいだし、。 講演は今のところクールじゃないけど(失礼)。 午後からはいい話が聞けそうですわ。

学園祭シーズン、ってことでわしには関係ないと思っていたら、 若者たちが学科紹介の展示をするのでシミュレーションの絵を何枚か 欲しいという。説明書きはどうするの、と聞くと自分らで適当に書きます というので、それは困る。ということで、せっせと 作文。と、 ぼやき
それは困るんだ。。。

まとめるのがとても上手で、それが素晴らしい商売になることがたまに あるようで、その最右翼に立花隆先生がいらっしゃる。

ところで、なんとかシーズン、というのは、なんとか、に関係ない人にとっては、 全く関係なく過ぎていくものですが、今は珈琲の収穫シーズンだそうです。 珈琲好きには関係があるようです。

11月12日:大根の発芽

しばらく放っておいたら大根が立派に発芽していました。
かーっ、日本の地面って、やっぱり素敵だなぁ。
葱もちょろっと発芽していました。
やっぱり、葱は最初から葱だなぁと思わせる姿をしています。
こうなってくると心配なのが近所のガキどもで、
畑に差し込んでおいた標識がとられてるし、大根は自分で逃げる
わけにもいかないので、大丈夫かなぁと親心が芽生えてきます。
ところで、花盗っ人は許されるんですが、野菜の盗っ人って
どうなるんでしょうか?
とかなんだとか、「所有」にまつわるセコい考えがいろいろ
出てきて、少し寂しくなったり。
自分だって、人の家の柿をとったりしてたもんなぁ。
でもやっぱ、やっちゃいけねぇことは親が教えなきゃなぁ。
それでも、駄目だ駄目だというだけじゃなくて、もっと
発展的に解決したほうがいい場合もあるだろうな。
おめぇも何か栽培してみろやとか、一緒に大根鍋作るとか。
とかいいつつ、自分も大人げないなぁと思わせられることが
あったりして、まぁいいや、ということです。

11月10日:ちろっと

ヨーヨー・マの話を書き始めましたが、中途半端だったので、 また今度続きを書くことにします。。

昨日は大学の頃の友達と飲みに新宿に出かけたのですが、 待ち合わせの時間になってもおらん。 うう、どうして携帯に電話くれんのかと思いつつ、 ものすごく久しぶりに紀伊国屋に行く。 別館で Turbo Linux の製品版をちろっと触っていたら、 「Linux使ってるんですか?」と声をかけられる。 ちょっと段ちゃんに似てる感じの若者。 閉店まで情報交換。 いやー、なんかこういうのって面白いですね。

ところで、最近のマイブームは、KORGのi4sです。 友達に借りた。というか、わしが昔に選んで差し上げた シンセなのですが(家まで持って歩くのが死ぬほど重かった)、 こいつの「自動伴奏機能」が面白いですぜ。 よくデパートの音楽売場なんかに売ってる自動伴奏機能つきの ちょろいシンセに毛の生えたようなものだと思ったら大間違い。 音源はKORGのaiなんとかという、一世代前ではあるがばりばりの 音源だし、アレンジも笑えるくらい凝っている。 たとえば、「Mick & Keeth」なんというモードを選ぶと、 イントロが二種類、基本的な伴奏パターン四種類、エンディングに 二種類(これが泣ける。。)、それから好きな時にFill inを二種類入れられて、 どんなマニアックなコード進行にも違和感なくついてきてくれる。 そりゃ、まともに新曲を打ち込みたい人には不足でしょうが、 それはたとえば、とにかくワープロを使いたいと言う人にWindows98なんて 阿呆なOSを勧めるようなものです。 因みに、「Mick & Keeth」は想像通りの8ビートなのだけど、 これ以外にも88種類のモードを選べる。 で、考えたのだけど、人の名前のつくモードって、 その存在自体がなかなか笑えますね。だって、「Mozart」なんて モードはなかなか難しそうだし、「Debussy」とか「Takemitsu」なんて モードはありえなさそう。。 「パターンにはまる」という心理状態は、ものを作るときに 常に警戒しなければならないことなのですが、いいの、こういうのは 開き直って遊べば。ということで、遊んでいます。

これの持ち主はバンドのボーカルの人なのですが、アレンジは 面倒だとか、ピアノを弾かない人にとって、なかなか使えるツールだと 思います。

15年くらい前、名古屋でスタジオ ルンデってスタジオを やっておられる方のお家にお邪魔したとき、当時のヤマハの最新の 電子オルガンを触らせてもらって、感動した覚えがあります。 正確にはわからないのですが、昔は自動伴奏的なものが出来る楽器は 電子オルガンしかなかったと思います。 あれはきっとものすごく高級だったと思うのですが、似たような面白さを 10万弱(現在の実売価格)で買えるのは素晴らしいと思った次第です。 パソコンに UNIX が入る時代だもんねぇ。。なんのこっちゃ。

11月4日:雨乞い

先週まいた大根の種がいまだに発芽しない。
種の入っていた袋には「よく湿らせた土にまいて下さい。」と
あるので、やはり雨を待つしかないのか。
慌ててはいけない。植物にだって手違いというものもあろう。

会社の上司だった佐藤さんから野菜などが段ボール箱に
はちきれんばかりに届く。感激。それも二重に。

「ポチとタマ」アルコールの力を借りて完成。
ぐてぐてのPOPS、いいのか?

うちでは、14chの映りが悪いのですが、おぼろげに表情も
わかります。音はとてもよく聞こえます。

ところで、最近 goo の調子が良くないですね。
NT + IIS なんて使うからだ、という話にはとても説得力がある。

最近、ruby を勉強しはじめていて、perlより使えるんじゃないかと思いはじめた。 作りたいソフトは Index Maker (って名前がいつも最初にくる) てので、膨大なディレクトリのindex.htmlを自動生成するもの。 そのディレクトリの各ファイルに対してコメントを入れられるようにする。 計算機シミュレーションでは多数発生する中間ファイル、 およびテンポラリなディレクトリを無視するようにする。 フロントエンドのGUIはruby/tkで作る。 国産だけあって、日本語処理がしやすいし、ruby/tkが比較的安定している。 CUIの処理とGUIの処理を分離しやすい。 誰かそんなの作ってないかな、と思うのだが。

去年のものより今年の科研費の申請書類は美しく判りやすくなっている。 ベンチャー事業はいつも開業資金が問題になるわけで、 美しく判りやすくなった暁には、もうscienceじゃなくなってるのに。 明らかに期待の持てるものにしか投資をしない。 結局、蜜に群がる蟻の集団のような、横並びの社会が育つ。

雨、降らんかな。

11月2日:MXTVの新番組 レインボーカフェ 見てね!

11月からはじまった東京メトロポリタンテレビの新番組 「レインボー カフェ」で、わしのお友達の老川瑞枝さんが レギュラーのアコーディオン奏者として出演しています。 いやー、無事始まってよかった。

無事始まったということで書いて良いだろうと思いますが、 実はこの番組は当Webサイトも協賛の番組です。 数週間ほど前にプロデユーサーの方から、フレンチカフェっぽい おしゃれなトーク番組を始めるのだけれど女性アコーディオン奏者を 知りませんかということで、紹介させていただいたのが老川さんという 次第です。

30分の番組で4,5曲演奏ということで、来年の春までやると 数百曲ということになります。これは、プレーヤーにとって 半端なプレッシャーではありません。 冷静に考えると、そんな番組って他にあるんでしょうか? でも、老川さんならきっとやっていただけることと信じております。

以前、オルフェウス ゴーシュでくだくだありもしない話をしているときに、 「オルフェウス ゴーシュの旅番組を作ろう!」という話がありました。 これは、毎日やる15分番組で、僕らが辺境を旅するんです。 で、その街の広場で毎回一曲ずつ新曲を演奏する。 子供たちが絶対集まってくるので、そこで子供たちと遊ぶ。 そのあと、その街を簡単に紹介して、僕らが 当地のおいしい食べ物をおいしそうに食べて、おしまい。って(笑)。 こりゃええ考えだ。大丈夫、段ちゃん、英語なら俺がなんとかする。 段はひたすら曲を作れ、って(笑)。

実はその話には続きがあって、それで何回かたまったらCD-ROMに 番組を焼こう。そしたらまた売れるよ。と考えていたところ、 「世界の車窓から」のCD-ROMを作っている会社の方に出会って、 仕事しましょうということになったのですが、それはぽしゃって しまいました。

商魂たくましく、その後、「論文で奨学金を得よう」という 話があって、そのテーマが「好きなCD-ROMを作るとしたら何がいい?」って ことだったので、この話を書いたら、毎月数万円ほどの奨学金になりました。 ほっほっほ。

ちょっと長くなりました。このオルフェウス ゴーシュの旅番組の 最大の懸案は、「毎日一曲新曲を作れるか?」という点なのですが、 老川さんはこれに限りなく近いことをやろうとしています。 ただひたすら、頑張って下さいと祈るばかりです。 でも、やりとげたらきっと素晴らしい財産になると思います。 で、見ている方としても、一つの番組にはいろんなドラマがあるんだ ということで、ちょっと違った見方で応援していただけたらと願います。

10月30日:いろいろ

川上、新人王とれてよかったなぁ。
こんなこと書いてる新聞 もあるけど、違うでしょ。 正直に成績で決めるなら、俺が中日ファンじゃなくても、川上でしょ。 で、投票権を持つマスコミの人びとが正直じゃない場合は、 川上じゃない場合もあるわけで。 高橋がどういう態度かなんて、本来どうでもいいでしょう。 うちの父ちゃんも言ってたけど(突然登場)、大人になったら、なかなか フェアに勝負なんてさせてもらえないけど、せめてスポーツでくらい フェアに勝負してもらいたいものです。

なんか、人の飲物に毒を入れるのがはやってるけど、阿呆やなぁ。。 そりゃ、あんたが姉ちゃんにふられても誰も騒がへんけど、 毒入れたら大騒ぎやさかい、おもろいやろうなぁ。 けど、ほんまにおもろいのは、心の毒になるものを せっせと作ることなんやけどなぁ。なかなかでけへん。

東大にも薬品管理の立ち入り検査があるそうで。

いや、結局世の中が均質であるというのを前提にしてるから、 こういう根暗なことする人が出てくるんだと思いますよ。 隣にいる人は赤の他人なわけで、あなたとは全く違う。 それを土台にしてつきあっていかないと、本当のドライな信頼関係 なんて作りようがない。これは多分非常に基本的なことなんだろうけど、 それをわかっていない人がいるもんだから、西洋人にガキ扱いされるわけで。 理科系にそういう人が多いのは、単に薬品が手元にあって、それから そういう生活は暇、というか対人的な刺激がすくないからでしょう。 それとシビアなプロ意識がない。そりゃそうだ。自立してない人が世間との 緊迫した対立関係(これがプロ意識)なんて意識しようがないもん。

怖いでぇ。こういうタイプの人が発電所だとかネットワークだとかを管理 してることもあるんやで。

でも、あなたが何かのプロだったらわかると思うけど、 普通、プロはそういうことはしないものです。あたりまえのことで。

10月27日:神様だけが知ってる

まっさらの新曲ですよ。

いつもいつも思うけど、日本の音楽で神様って本当に”軽い”よね。 ピッチカートファイブの曲で曲名忘れたけど
♪ かみさまが お試しになる
ってメロディが好きなんだけど、そんな軽さ。

ソ連邦がなくなる前から好きだったバンドに、St.Petersburg って ハードロックのバンドがあるんだけど、代表曲が「ロシア人」 って曲だったりして、国とか神様とかがとてもヘヴィー。

いつもいつも、神様の曲を作りたいって思っているんだけど、 Nick Cave の詞に出てくる神様の多様さを目の当たりにすると、 やる気がなくなってくるんですわ。ちょうど、昔エロ小説を 書きたい時期があったんだけど、本物の(戦前から!)マゾヒストとして 生きてきたおじさんの手記を読んで、こりゃかなわんわと 思ったのと、ちょっと似ている。

そしていつも僕の一人言は「クルァーン(コーラン)」にいくんだけど、 砂漠で立ち小便をするときに、縮みあがっちゃうのと同じように、 神様の周りをぐるぐる回っているだけですわ。

ところで、11月のライブは、お客様がその店の限定なんだって。 でも、バンド枠があるそうなので、もし聞きに来られたいという奇特な 方がいらっしゃったら、是非私供までメール下さい。 後ほどご案内致します。


おまけ

相変わらずですけど、プロ野球のジャッジってどうしていつも 不透明なんでしょう。そりゃ、難しいのはわかります。 でも、勝ち負けを決めるってのはスポーツの根本であって、 その方法がウサン臭いってのは、そのスポーツにとって致命的である と素直に思うんですが。プロレスのように「物語が大事なんだ」で 納得出来るものならいいのですが、相撲のジャッジと較べて 技術的に、あるいは文化的に困難だとは思えないというのは 素人の意見というのでしょうか? マスコミと審判が野球をつまらなくしているような気がしてならないです。

10月24日:鈍い

なんだか今日は鈍い。

同室の師匠に言わせれば、ロンドンはずーっと曇っているそうだが、 今日はそんなヨーロッパ的な曇り空の土曜日で、電気ストーブが ちょっとありがたくて、夜には約束があるのだが昼の約束はなくなった のでぽっかりと穴があいたような午後だ。 大型計算機もメンテナンスだそうで使えないから、専門にしている 分野のReviewを読んでいる。「対イオン凝縮の理論のはじまり」 と題した、50年代の実験によるこの現象の発見から、現在までが 書かれているものだ。こういう文章は、一仕事を仕上げた著名な人が書く ことが暗黙の了解となっている。まぁ、たまに例外として プリゴジンが28歳で書いた野心的な非平衡統計熱力学の教科書や、 マイスキーの事実上のデビュー盤となったバッハの無伴奏 (この曲はチェロ弾きの間では、新人が弾くには虞れ多いものと される)などがあるが、こういった例外は、世界をひっくり返す 意欲がある者の中でさらに性急な性格の人がするものだと思われる。 ときどき過去を振り返るというのは、そうではない人にとっても 多分に貴重なことであろう。もっとも、いつもいつもそうだったら 仕事がちっとも捗らないので、ひょっとしたら一生そういう気分に ならない人もいるのかもしれないが、今日みたいな午後は、ついつい 時間の厚みに引き込まれてしまっても仕方がない。

ということで、今日は鈍い。

何がこの鈍さの基底にあるのかと考えてみた。 ピアノをはじめて弾いたのが3歳のときだから、かれこれ25年近く 音楽とつきあっていることになる。 クラシックは基本的にカヴァーものだから、カヴァーばかりする わけだが、私は比較的早くから楽譜を書くことが好きだった。 楽譜書きの趣味が最も高じたのが14,5歳のころのことで、 いかに段数の多い五線紙に書き込むかということに変な気合いが 入っていた。市販のもので一番多かったのが30段組のものだったと 記憶しているが、フルのオーケストラを書こうとすると30段でも ときに足りなくなる。そこで、いかに一段に複数のパートを 美しく同居させるかがテーマになるわけだが、現実にそんな大規模な オーケストラが演奏してくれたことはなかっので、実際に 演奏することになったのは、ブラスバンドや、 ビオラやファゴットがいなかったりする即席管弦楽団用に作った、 もっと素朴な楽譜だった。そして、カヴァーものが大半だった。 うん。手っとり早く言うと、カヴァーには充分飽きているんだ。 もちろん、カヴァーで命を吹き返す曲があることは知っている。 でも、素人の癖にやけに芸歴ばかり長い人間が、こんな午後に 少々飽きっぽくなるのも、許していただけないだろうか。

10月22日:Silent Cello

なんか、最近騒がしくなってきて面白い出来事が進行しかかって いますが、その話はもうちょっと後で。

打ち合せに行った帰りに銀座の山野楽器で ヤマハのSilent Cello を触ってきました。 鷲はあまり興味がなかったのですが、デカい新聞広告が出ていたり、 知っているかと訪ねられることが度々あったので、ついつい触って しまいました。Noisy Cello 弾きの私としては、それ以前に金がねぇよ と思うのですが、Silent Piano を作ったヤマハのことだから、こういう ものも出しても不思議はないなぁという感想です。もともと、ウッドベース ではこういう楽器があったし。世の中には電気バイオリンもあるし、 電気アコーディオンもあるし。

とりあえずチェロの場合はステージで使う人が少ないだろうから、 結局、どうしてSilentな楽器が必要であるかという問を発してみる べきなのだろう。このことを考えると、新宿中央公園でトランペットを 吹いていた(噴いていた?)兄ちゃんのことを思い出す。 段は、生まれ故郷だから、新宿の摩天楼の谷間にいると心地よい ということを語っているが、鷲はどうにも居心地が悪い。 ある晩、出会った男というのが、そのトランペット吹きだったわけ。 でも、この話はいいや。。

「さまざまなソフトとのアンサンブル演奏で、チェロの楽しみ方が広がります。」 と、書かれると思い出すのが、またもや新宿の、アルタのトイ面で二胡を弾いていた 中国のおっちゃん。彼は大胆にも、ラジカセから流れるお国の音楽をバックに 朗々と二胡を弾いていた。その、テープに録音されている楽団の演奏の中に、 しっかり二胡のメロも入っていた(つまりカラオケではない)。 彼の演奏についてはコメントを控える。ストリートは見かけが勝負だ、と とりあえず言っておこう。
それでも、立派に路銭が入っていたのだ。 まずい珈琲を出す喫茶店でも、駅前にあればそこそこ繁盛するのと同じだと いうこと。。

さて、肝心のサイレント チェロの弾き心地ですが、電池が切れていたので よくわからんかった。いや、店員さんに頼めばよかったのですが、 買いもしない客にそこまでのサービスを要求するのに気が退けてしまった のでした。まず、弓を貸してくれたし。それと、鷲は弦楽器の店が 本来、苦手なのでした。弦楽器の店が相手をする客というのは、 ひどくちゃんと楽器を弾ける人か、またはちゃんと支払をする人なんです。 これには異論も多いかもしれませんが、この点においてだけは、鷲は 非常に卑屈です。

ということで、よくわからんかったのですが、弦に対する弓の当たりは まぁ、ノーマルでしたよ。さすがこの点はよく研究されているのでしょう。 貸してくれた弓が、しっくりこなかったので(もともと重心がしっくり していない弓なのか(笑))すが、弓それから弦は自分のものを使えばいいでしょう。 もちろん、素晴らしい楽器が本来持ち合わせている 「自分から歌ってくる感じ」は、全くありませんでした。でも、これは この値段では仕方がないことでしょう。

あと、せっかく電気チェロなのだから、 MIDI出力出来たらとか思うのですが、物理モデルの音源でもバイオリン系の 音はちゃんと再現出来ないのが現状なので、まぁ、仕方のないことでしょう。 ローランドの「ギタ次郎」みたいに、楽器からMIDI出力出来れば チョーキングなんかも比較的リアルに再現出来る、なんてことがあれば もっと面白いのですが。

買った方がいらっしゃったら、実際に使ってみてどんな感じか教えて下さい。

10月19日:畑 (2)

いつの間にやら10月も後半過ぎているではないか。 臨時国会も終ってほっと一息、なんて人は世の中にどれくらい いるのだか知らんけど。 それから鈴木さん、講義の準備だか何だか知らんけど、飲み会やらない ってのは寂しすぎますよ。。(私信)

さて本題は(といってもどこが「本題」なのか謎ではあるが)、 昨日の午後は開墾作業でした。いやー、一坪程度の畑でも、 5本くらい、立派な椿だの何だのが植っていて、根っこを堀り起こすのが 大変でした。慣れないことをするから手の皮がむける。 といって、実は最近はチェロをちょろっと弾いても指に豆が出来たりする(笑)。 どこまでも不気味なアロエ。ひょろっとしている癖に根がやけに深い木 (名前も調べなくて申し訳ない)。スダチを一本残して、後はざっくり 耕しました。可哀想だけど、こういうときは思い切らねばなるまい。 とりあえず大根を植える予定なので、40cmくらい掘った。 開拓者っつうのは大変なものなんだろうねぇ〜、と思いました。

そのスダチを持って、11月の打ち合せに行きました。 あれ、ピアソラの「リベルタンゴ」って(最近ヨーヨーマが CMでチェロ弾いてたやつ)とてもシンプルな楽譜なんですね。 コード進行がロックだ、って兄ちゃんがギターでトゥルルトゥルル弾き 始めるし、エンドレスだし。よく、僕らも8小節とか12小節とかで 適当にコード進行を決めてひゃらひゃらセッションしますけれど、 まさにあれのノリですね。ほら、パッフェルベルの「カノン」から バッハなんかの「パッサカリア」と基本的に同じですな。 でも何か名曲の名曲たる由縁があるんでしょうね。 要するに変奏曲というのは、クラシックの場合、作曲家がえらく 苦労して作り上げるわけですが、実は演奏家にこれほど任せやすい 形式ってのもないわけで、この関係が不思議だなぁ。 演奏家を信頼出来るかどうか?

いつか、サンフランシスコからやってきたクリスさんというギタリスト の家に遊びにいったとき、「日本のベーシストはデモテープを渡すと その通りに弾こうとする」って嘆いていました。出会ったベーシストに 恵まれなかった、と言ってしまったらおしまいですが、 考えてみたら、彼はさっきのと逆向きに、つまりまず、演奏家を信頼しよう、でも それに応えてくれない、という手順を踏んでいるわけで。。

今日は来られなかった、 もう一人のアコーディオンの高橋さんという方は、僕は前に シナモン〜のライブでお会いしたのですが、そのときは礼儀正しい 優しそうなお兄様にお見受けしたのですが、ビデオで演奏を見せて 貰ったら、えらい巨匠って感じがして驚きました。 まぁ、本当に凄い人って普段は意外と普通なんですよね、きっと。

付け足し

前のLinux話の続き。
ノウアスフィアの開墾
をちらちら読んでいた。こういう文章を読むと、自分に残されているのは、 作り続けることしかないんだなぁという気持ちでいっぱいになる。 ロック、ネットワーク、別の意味での共産主義、なんだか全部あるじゃん、 って感じ。もっとも、逆に何がないかということ (で、当然、他の人は多分気がついていないであろうこと) が判っている間は、作り続けるためのネタが残っているんだという変な安心感もある。

10月13日:ボタン

フレームの左側に出てくるボタンの絵を更新しました。 鷲自身重いページは嫌いだし、ブラウザはテキストベースの Lynxを主に使っているので、果たしてそんなことしてて暇だなぁと われながら思うのですが、GIMP って素晴らしいお絵描きソフトを入れてしまったので仕方がない。。

10月12日:Rythm

来月24日、25日と下北沢のBar Rythm でライブをやることになりました。 3周年記念のパーティだそうです。いやー、そんなパーティだから、 対バンでもあるんだろうと思っていたら、私たち(Acco.老川 Acco.高橋 Gytar.& Bass. 老川 Key.& Cello. 鷲)だけなんだそうです。ということで、 キーボードも自前でギターアンプに挿すことになりそうです。 ひゃらら〜。。まぁ、めでたい席ということで御容赦を。。

Netscape社をして Communicator のソース公開に踏み切らせた論文 The Cathedral and the Bazzar の日本語訳をやっと読みました。 大阪で商社の情報システムをやってる友達に読んだ?って聞いたら、 彼も僕と同じ日に読んだそうで、偶然の一致に盛り上がった次第です。 この訳をした人は、我らが山形浩生さんなのですが、どうして ロックの人がここまでLinuxに入れ込むか、ということが自分の中で 謎でした。この論文を読んだら、その何割かは理解出来るような気がします。 結局、Linuxのコミュニティに参加するということは、一種の魂の 自由の問題なんだと思います。60,70年代の人たちがビート ジェネレーションに 参加していったのと動機の点で似ている。 この論文を読むと、僕たちがどうしてFreeBSDでなくてLinuxなのか ということもわかる。 僕なんかは、実際には機能の点では FreeBSD でも構わない(IP Masqaradeとか は使わないしAT互換機だし)のだけれど、存在の仕方が Chatedral よりも Bazar であるという一点において、Linuxを選ぶのです。 でもまぁ、こんな中途半端な論評をしていても仕方ないけどね。。 Linusも言っているし「Linuxに評論家はいらない」って。

10月5日:3D

先週の後半は学会で名古屋におりました。 それにしても、いつも思うのですが、どうして名古屋の文化ってのは 「箱主義」なんでしょうねぇ? つまり、中身を育てるという気風は 全くなくて、とにかく首都圏、あるいは「世界」に負けない施設を とりあえず作って、「世界的」なものを呼んできて、はい、おしまいって(笑)。 国際会議場ってとこに行ってきたんだけど、なんだか知らんけど 立派な建物の中庭にルネッサンスの立派な彫刻をどべって置いてある んだけど、建物はかなり機能的じゃないし、開放的でもない。 京都の国際会舘みたいに周囲の風景との調和を考えるわけでもない。 何かにつけてそういう感じで、新しいもの、美しいものを創りたいと 思っている人たちの大半が首都圏や関西に行ってしまうのも 仕方がないという気がします。 日本の田舎の典型ですな。

鷲自身はというと、30年来の積年の難問を解いたのですが(笑)、 発表する場所がちょっとずれていたのと、予稿集の内容が本番に較べて ダサかったので、その点、ちょっと失敗でした。はっはっは。 早く論文を書かないとな、ひょっひょっひょ。 高分子電解質溶液の対イオン分極の問題を考えている人は、今の人も後の人も 鷲の仕事の結果は避けて通れなくなっちまったようですぜ。ふぉっほっほ。 世の中の 99.99 % の方には関係ないけど(笑)。

もう一つ、はじめて Web を通して知り合った方とお会いしました。 3D (って、いろんな人が書いているけど) の方がよっぽど重要である という事実は、Web がいくら発達しても変わらないでしょう。 でも、生活の「おまけ」として、あるいは「デザート」としては これほど面白い「おまけ」は、なかなかないと思います。 そんな話をしていました。