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地下鉄駅構内のバイオリン弾き。
チャイコフスキーをずーっと弾いていた。音楽学校の学生さん。
ストリートは結構儲かるって。僕らはクリスマス イブにしか
黒字にならないぞ、てなくだらない話をしていた。
友達の顕にちょっと似ている。
でもまあ、ストリートやってる人に話し掛けるタイミングというのは
難しいですぞ。何といっても、「営業中」なのだから。
僕らはいつも大歓迎なんだけど。。
ついでに書いておくと、ストリートやってるときの、歩行者（聴衆！）の
流れは自動車の渋滞に似ている。きっかけともいえないくらいの
ちょっとしたきっかけ、一人の人が立ち止まった、とか、で、
一気に人だかりが出来たり出来なかったりする。
演奏の内容とはあまり関係がないというのがミソだ。
初期値の微妙なゆらぎから構造が生まれるカオスみたいなものか。
彼に、ラフマニノフの「ボカリース」をリクエストしたら、
弾いてくれた。前半だけで、後半は「知らない」って。ほんまかいな！