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ここからしか飛べない過去のページもあるよ。
2月26日:コスモス
映画を作っている坪川くん(=ジプシーバンドの旦那)が、 ただいま撮影中でして、なんでも4月のロケで 「コスモス数千本」必要だそうです。 なんか、みんなに聞いて回っているそうなのですが、 誰もアテがないようで(そりゃそうだわなぁ)、 もしどなたか、4月にコスモスが入手出来る情報をお持ちの方は ご一報下さい(笑)。因みに、この映画は吉田日出子主演、 音楽はピアニカ前田さんだそうです。
どうでもいいけど、先週に引続き二本目の歯を抜かれた。 歯医者さんは嫌いだ。うう。
2月26日:どらえもん
名古屋で少年期を過ごした人は誰でも知っていることですが、 どらえもんのポケットには「どらええもん」が入っています。 「どぇらええもんがはいっとるんだて」ということです。 ついでに、山の手線の内側で一番名古屋人に馴染みがある 駅名は「千駄ヶ谷」です。 今日はその話じゃなくて、どらえもんがはじまったのは69年、 どらえもんの好きな食べ物が発覚したのは70年、 どらえもんの苦手な生き物が発覚したのは71年、 「どこでもドア」が登場したのはそれより後のことだそうです。 歴史というのは、ときにしみじみとした気分にさせられます。
2月25日:ライブ嫌い?
わしが"ライブ嫌い"だという噂がありますが、、(笑)。
3月14日にMXTVでご一緒させていただいた方々と、 3月20日(か21日だったか忘れた)にジプシーバンドの、 ライブに誘っていただいておりますです。 3月14日は視聴者の反響にお応えして、のライブだそうです。 3月20日の方は、都内の某お寺でやるそうです。
もう、声をかけていただくだけで、わしは涙がちょちょぎれるくらいに 嬉しいのですよ。もう、こんなに一人ごとが多いのは、寂しさの 反動だというのは明らかですし。でも、左手の小指を怪我したのと、 昨日書きましたように3日まで疲労困憊のため、まともに参加できるか どうかわかりませぬ。
なんたって、ライブはダイレクトな反応があるし。
ところで、今年に入ってから read only の皆様の反応が全くなくて 寂しいので、もし宜しければメール下さるか 掲示板にでも何かしら書き込んで下さいませ。 掲示板などの動作の不具合についてもご指摘下さると幸いです。
[余談] net news (fj) に几帳面にメールアドレスを書いて投稿したら SPAM が来るようになった。内容はエロネタでつまらないので 何度も来るものについてはサーバ(この計算機)側で受信拒否にしているが、 一つだけ非常に面白いものがある。わしの知らない、とあるチェリストに 恋をしたので何でも良いから彼の情報が欲しいという内容で、丁寧にも 彼女(?)の恋愛日記が延々と書き連ねてある。どう考えても、わしと 当サイトには関係がないので、SPAM の類と判断したが、 万が一書き手が真剣だったら厄介なのでお見せ出来ないのが残念である。
( SPAM の意味については、Webで検索したらいくらでも出て来ますので。)
2月24日:男、って
昨晩、妻にパレスチナとユーゴスラビアについて教えてくれというので、 預言者の話からトルコ行進曲の話までしていたら、「男って」、と つくづく考えさせられた。
2月24日:詭弁、ではないが
3月の頭に、高分子でも電解質にあまり馴染みのない方々を相手に話をする 準備をしております。そういうときには、いかに自分の話に興味を持ってもらう かということが重要になってきます。ということで、過去の文献などから キャッチーな言い回しを探したりするわけですが、面白い傾向がありました。 NIH から補助を受けている研究の論文には、必ずといっていいほど 高分子電解質の研究がいかに生命科学にとって重要かということが とても上手に書いてあるということです。 その研究のレベルとは、あまり関係がなく。
2月23日:OH MY!
という話を書いたそばから、ちょっと恥ずかしい話を。
"オルフェウス ゴーシュ"のゴーシュは、お察しのとおり "セロ弾きのゴーシュ"から採ったのですが、 この綴りをどう書くのかということについて、再び悩みました。
どうもわしには、あのチェロ弾きはドイツ系だという思い込みがあり、 "Gosh(oはウムラウト)"としていました。 このユニットの名前を考えていたとき、たまたま近くにあった 角川文庫の"セロ弾きのゴーシュ"には、そのような注釈があったからです。 それと、彼の楽団が演奏した"第六交響楽"は、ほぼ間違いなく ベートーベンの"田園"を指していると思われたからです。
もう一つ、馴染みがあった"ゴーシュ"という言葉は、下記にも関連がありますが 分子の回転異性体に"ゴーシュ形"というのがあり、この綴りは"gauche"です。 これがtrans形、これがgauche形、という理解があれば化学の勉強には十分 で、さらに綴りからしてgaucheはフランス語だと思ったため、 それ以上深く考えませんでした。 (因みに、このgauche形の命名者は水島三一郎氏で1941年のことだそうです。)
ところが、どうして今までやらなかったのか不思議なのですが、 gaucheを英和辞書でひきますと、
gauche フランス語「左手の」の意から(態度が)ぎこちない, 不器用な. と、あります。英英辞典ですと
gauche awkward.in social behaviour;doing and saying the wrong things とあります。英和と英英(後の方)だとニュアンスが違う気がするのですが。
因みに cello を"セロ"と呼ぶのは英語ですし、ってことは、"ゴーシュ"も "gauche"で英語系だと考えた方が自然だということになってきます。 別にアメリカ人が"田園"を演奏するのは全く不自然ではないですし。
ということになってくると、
"gauche"なんて英語の名前はない
ということが気になって来ます。フランス語にはあるのか? あだ名か。"Straggler Lee"が"千鳥足のリー"、てな感じで"不器用なチェロ弾き" という気持ちから "Gauche the Cellist"という名前をつけたのだとすると、不自然ではない。
因みに、Web で検索すると、"Gauche the Cellist"も"Ghosh the Cellist"も 両方あります。数としては Gauche の方が多いです。 こんなこと自明なのかな。 これを"Gosh"にしてしまうと、
Oh! My Gosh!
ということで、神様になってしまいます。 ドイツに行って検索すると、どうやら Gosh(oはウムラウト)という人も Ghosh という人もいるようです。
でも、このユニットの名前を"Orpheus Gauche "にすると、 "不器用なオルフェウス"ってことになって、これもどうもなぁという 気がします。 英語版になんて書けばいいんだ? 誰か助けて下さい。
2月23日:有機的
別に昨日今日のことではないのですが。。
そういえば、このページには兄弟のことは書いてないのですが、 わしには出来の良い兄と姉がいました。 まぁ、このページには魂のことを書いているので、(そうだったんだ)、 あまり今まで関係がなかったのでしょう。 因みに、この"出来が良い"というのは全く嫌味ではありません。 それで、言葉に纏わる記憶に、彼らの記憶がまとわりついているので 今日はそれについて書きます。
中学生くらいの頃、まぁ、わしは昔からうんちく野郎だったのですが、 何かの拍子に"有機的"という言葉を使ったのです。 すると、その出来の良い兄と姉に「"有機的"の意味も判らんのに そんな言葉を使うな」と言われました。 で、わしが「じゃあ、"有機的"ってどういう意味?」と聞き返すと、 「有機化学を習えばわかる」と言われました。
それから十数年、有機化学は随分勉強した筈なのですが、結局、 最初に"有機的"という言葉を使ってみたときの言葉のイメージと 現在のそれと、それほど異なるように思えません。 これに類似する、言葉に纏わる記憶というのが随分沢山あります。
さて、「モリソン ボイド」でも「マクマリー」でも何でもよいのですが、 有機化学の教科書の最初の方には、"有機的"(organic)というのは、 "生命由来の"という意味だということが書かれています。 ぶっちゃけて言えば、"生気のある"とか"言いようのない秩序を感じる"と いうような意味あいで良いように思います。
西洋文化のごく普通の言葉が、輸入されて漢語になって、 今度はごく普通の言葉としてその漢語を用いたいときに、 "専門家"から余計な突っ込みを入れられるという例です。
どうも"間違える"ことに対して不必要なまで恐怖を抱いている ような気がします。とくに自然科学の人はそうだと思います。 受験シーズンなので、こんなことを考えたのかもしれませんが、 自分の持っている言葉に対する感覚について もう少し自信を持っても良いように思います。 それから、得てしてこういう"拡大潔癖症"の 人は他人に対しても恐怖の押し売りをしがちです。 たとえば、Webのページのことを"HP"と略すのは、間違いですが (わしも昔素人だった頃「ヒューレット パッカードのことですか?」と言われた)、 間違いを指摘される必要のない場合までそれを指摘するのは、 なんだか変だと思います。
多くの言葉は間違いだらけのまま放置されて、人は間抜けな大人に なっていくんではないかなぁ。 間抜けなままではよほど困るときに、 黙って修正すればいいのではないかと思うわけです。 自分の頭で"有機的な"思考をするためには、それくらいの 余裕がないと却ってダメだと思うのですが、いかがなもんでしょう。
2月22日:ビジュアル系?
以前に書いたかもしれませんが。。
ときどきわしは自分の勝手な文脈で喋って他の人に??な 反応を誘ってしまうことがあるのですが。 ビジュアル系ってこういうことです。
その1:昔の物理屋って、本当に偉大だと思います。 何が偉大かって、直接目に見えないものを一発の数式で 描き出すことが出来るから。というか、一つの数式から とても多彩なイメージを掴む能力があったんですね。 たとえば「電磁場」なんて(可視光以外は)見ることは出来ません。 もう、我々に残されている生き方なんてものは、「ビジュアル系」に 走ることだけだと思ったりします。つまり、数値計算の結果を わかりやすくグラフィカルに描いて見せること。
その2は、音そのものだけでは伝えられる能力がないという無力感を 感じたときの逃げ口上です。
2月20日:雑2
最近また尻に火がついてきたので、あきまへんわ。
サーバがときどき落ちたりしていてすみません。 (あ、これはapacheの問題ではありません。)
2月18日:雑
「電気座敷」の巻 に参加。
ペテルブルグの写真追加。
古い話なのでコメントが書けない、、、。
2月13日:ありがとうございます。
昨日の放送でメールとか電話とかいただいて、ありがとうございます。 なんだか、いろいろすみませんという気分です。
わしの家では映りが悪いので、画像は(幸い?)よく見えなかったのですが、 みんなではらはらどきどきしておりました。 改めて見ると、言っちゃぁいけないのかもしれませんが、ホストの方が 「緊張がこちらまで伝わって来ました」と言ったのは、チトまずいのでは と思いましたです。それはちょうど、以前、高校生ばかりが出るストリート パフォーマンスの大会で、わしらが依頼されて出演したときに、司会者が 「あんたたち、本当に高校生?」って聞かれたのに似ています。 司会は難しいと思いましたです。一昨年の紅白の司会を思い出します。
でもまぁ、まずいのはあんたの演奏だよ、と言われたらおしまいですが(笑)。
それにしても、自分で見てて面白かったのが、4人組の容貌がそれぞれ 全くばらばらだということです。
それから、やっぱトーク番組の限界なのか、強いコンプレッサーは辛い。。 これ、本当に難しい。
それから、指が寝てるなぁ。
と、当事者はぶつぶつ思うのですが、得てして見ていただく側とは あまり関係のないポイントだったりします。
でも、自分が関係したから言うのではないのですが、この番組は 実はすごく面白いのかもしれませぬ。「普段はテレビに出ない人」が 出て来ることが多いのですが、我々はともかく、渋い分野で 実はすごい仕事をしている方々が出演されることが多いのです。 来週の月曜日のJazzの方もそうですが、こういう番組が 長期間成り立つのは残念ながら東京ならではだと思います。 近年というのは、 テレビのチャンネルが増えたから、素人も動員しなければならなくなった という多チャンネル時代であることは間違いないでしょう。 でも、かたやいわゆるVHFの番組から、どんどん「渋さ」がなくなっているのは 皆さんお気づきでしょう。マーケティングというのはそういうもんだと 思います。みんな、というか統計的に多数の人達がVHFの番組にそういうものを期待 しなくなっているということです。 そこで満たされない欲求はどこに向いているのかといえば、 有線だったりレンタルビデオだったり Web だったりするのでしょうけれど、 その中で MXTV はすごく面白いポジションにあると思います。 つまり、「渋くないVHF」と「マニアックすぎるWeb」との、ちょうど 中間にあるのではないかと思うわけです。 ここで中途半端と言うなかれ。マニアックすぎる Web では検索が難しいが、 渋くないVHFには向かない、しかし間違いなく時代を象徴するような アーティストなり表現者の層がある筈で、その層をアウトプットする 媒体として、MXTV には貴重な役割がある筈だからです。
ちなみに、もうすぐ(日時は確認しますが)アコーディオンの金子先生も この番組に出演されます。上に述べた層の方です。 何を語ってくれるのか、楽しみです。
2月12日:discussion
10日の夜は、この建物の物理化学の人々の飲み会に誘っていただいて、、 の話。わしは最近、既婚者と聞くと、犬も食わない「夫婦喧嘩」について アンケートをとってまわっているのですが、失礼ながら今回も 聞いてみました。
まず、固体表面のA先生。
A 助手:僕のところは、ほとんど喧嘩なんてしませんねぇ。
そこで、クラスターのN先生。
N 助教授:きみぃ、喧嘩をしないなんてのは、人生に対して熱意が ないということなのだよ。
わし:じゃあ、N 先生は喧嘩は、、?
N 助教授:そりゃ、毎日のようにしてるよ。
A 助手:うーむ、うちはディスカッションならしていますが。。
(爆笑)
N 助教授:ディスカッションと喧嘩は違う。
(そうだ、そうだと皆が納得する。っというか、「違うのだ」と お互い肝に命じておかなければ、いけないのだ。)
でも、わしは自分のところ以外で日常的に喧嘩をするという方に 初めて出会ったような気がします。(温厚な人とのつき合いが 多いのだろうか。)去年結婚されたY夫妻は、この半年で 喧嘩をしたのは一度だけだそうです。その理由は、奥様が早稲田の 教育学部を出ておられるのですが、
「広末がインチキくさい方法で入学するのが気に入らない」
という点で、旦那と意見に相違があったからだそうです。
温厚なことで有名な、うちのボスにも聞いてみたのですが、 若い頃は(山梨県の)大月から(都心の)駒場まで通っていたので、 慢性的に疲れていらしたそうです。
ところで、東京の60代後半以上の夫妻で、夫婦間で敬語で会話をする方を たまに見掛けます。こういうとき、東京の女性言葉(「〜かしら?」とか)が 本当に美しく感じられます。
美しいなぁ。(なんて書くと、家で殴られるのだった。)
2月10日:一発もの
寿司の音楽。
最初はね、海から始まるの。太陽の光がまだ届く浅い海の中を
おいしそうなアジやサバが通りすぎていく。
次は、場面が一転して深海。ウナギやアナゴが這う。
次は、大漁のうた。次は、、
あなたがそこにいたら、聞いて貰えるのに。
そうそう、MXTVはあさってです。宜しく。
2月9日:復旧
今まで一番再開の遅れていたトップページ を更新しました。はっはっは。
学会の予稿なんてのも作ったりして。
半ば就職活動なんだけど、どなたか職を。。(笑)
ついでに、Linuxうろうろも更新しています。
2月8日:涙の花嫁
2月6日と同じ本から、
泣くということが慣習の中でいわば義務づけられている場合もあった。
<中略>
「結婚式に涙を流さない花嫁は、結婚生活のなかで泣くことになる」
ともいわれている。
この人と喋っていると、この手の面白い話がぽんぽん飛び出してくる んだろうなぁ。
2月7日:わしの日本語
日曜日も仕事だぜ。。
わしの日本語:
1. 一つの文章で沢山のことを言おうとする。
2. 接続詞が間違っているので論旨が曖昧。
3. 自分では判っているが説明が足りないために一人よがり。
わしの英語:
ううううっ
2月6日:楽師は眠る
「中世の星の下で」 阿部謹也(ちくま文庫)より。道を歩いていて石につまずいたら、そこには楽師が埋められているという 伝承もある。
久しぶりのヒットです。要するにヨーロッパ中世の楽師は賎民だったので、 墓地に埋葬されなかったという話なのですが、それ以上のものを期待させる 文章です。
2月5日:春眠
にはチト早うございますが、。。
新聞記事なのですが、インフルエンザのワクチンの国内の総数って、この 10数年で激減していたのですね。
昨日の午後は、声の杉浦さんたちとグランドピアノのある部屋で まったりしておりました。その前に部屋についたので、ぼーっと していたら、そこに居たお兄さんがシューマンだとかモーツアルトの オーケストラの曲をピアノで弾いておられました。 きっといい勉強になるのでしょう。 礼儀正しい人でした。
あとは、僕の曲に杉浦さんが歌をかさねたり、杉浦さんの不思議な曲に 僕がピアノをつけたりしていました。
予定がないのはいいことだ。とりあえず。
本当、こんなふうに一生ぼーっとしていられたら、何よりの幸せですな。
高橋さんのバンドネオンっぽい音がすごく好きなのだけれど、 録音するとキーの機械音が大きいので困るそうです。 なんかいい方法はないかなぁ。 あの音色だけで一曲通してしまいたいくらいなのに。
「電気座敷」の巻、はじまったようです。2月4日:収録
昨日は MXTV の 「レインボーカフェ」の収録でした。 本当に楽しかったです。スタッフおよび関係者の皆様、ありがとうございました & お疲れ様でした。 あたしゃテレビなんてガキのとき以来なのでドキドキでしたが、 弁当を食べたらすっかり落ち着きました。 ところで、後の打ち上げで意外とこのページを見てくれている方が いらっしゃるということで、ほっほっほ、気が抜けないな、いや、 ありがとうございます。というか、これから先、発表の場がますます 少なくなっていく単品のわしなので、もうWebくらいしか新曲を 出せる場がないのでよろしくお願いします。
この14ch が入る人は見て頂きたいのですが、もう、山本まりおちゃんが 可愛いのなんの。うちの兄貴なんて、でれでれで、番組の終いには 手をとって踊っていたので剃刀レターが送られて来ることは間違いないと 話していました。まりおちゃんは本当に気を遣われる方で、 あんなに可愛かったら、 もう少しくらいタカビーでも文句は出ないだろうにと思ってしまいました。
ところで、テレビも映画と同様、 いろんなタイプの人の共同作業なので、本当に面白そうだなぁ と思いました。わしは本当は共同作業は苦手なんですが(笑)。 でも、憧れは強いなぁ。 金さん、これからも頑張って下さい(笑)。
ところで、最近外は寒いですが日が少々長くなってきましたね。
2月2日:大時代
馬場さんが逝った。 そういえば、去年の暮れ森野福郎(もりのふくろう)さんも亡くなられた。 なんだかんだ言って、わしは男臭い活劇は大好きなので、 「空手バカ一代」で大山倍達を、そして「スーパースター列伝」で 馬場さんの物語に酔いしれてから、男というのはああいうものだと 思って生きて来た。
つい先日、京都で友人と話していたとき、大時代的な人が次々に いなくなるという話題があった。彼は、今どき博物学をやりたくて 一度手にいれた東工大で最先端のバイオサイエンスを学ぶ機会をあえて 捨てて、沖縄の海に戻っていく人なのだけれど、最先端の領域には わしの言い方で言えば大時代的な人がいないのだということを語っていた。 簡単にいえば、専門外の領域の話をしても面白くない人が重要人物である ことが多いということだ。
馬場さんみたいな人が後にはもういないであろうことは、 プロレスのことをそれほど詳しいわけではないわしにもわかることだ。 もっとも人が亡くなるたびに、「あんな人はもう現れない」と誇張して 語る人に限って、なくなった大きな存在の本質についてわかっていない ことが多いのだけれど。
ところで、大時代的な人がいなくなるのは、そんなに悪いことなのだろうか。 そういう人がいなくなることと、我々は何らかのトレードオフを行っている と考える方が素直であろう。多分それは、文化が洗練されていくことなのでは ないかと考える。大前提は提示された。さて、個別の問題にとりかかろう、と。
と、ここまで考えると大時代的な人がいなくなるということの意味が わかってくる。大前提が崩れるということだ。もちろん、ここには 小さなトリックがあって、個別の問題が解決されない間はなかなか 次に進めないという時間の問題があるが。
もっとも、時代の空気といった文脈では解読出来ない衝動、を 抱き続けることが出来るかどうかということしか重要なことは ないのではないかという気がする。
2月1日:2月ということで、、
すっかり世の中、正月気分じゃなくなりましたか? この何日かは MXTV の準備が続いているわけでありますが、 わしが風邪をひいたもんだで新曲の配布がおくれて、 メンバの皆様に苦労をかけてしまいました。すまぬ! (おまけにメロディ増やしたし。)
今回のメンバに新曲を提供させていただいたのははじめてなのですが、 やっぱりいつでも緊張しますわ。いつ罵倒されるのかとヒヤヒヤだし。。 自分がメインでない楽器なものですから、弾いてもらえないことには どうにもならん。これはきっと、こういうバンドでアコーディオンだったり、 ロックバンドでギターだったりする人が曲を作るのと全く異なる ストレスだと思います。
でも、今回の諸先輩方は楽譜を読んでくれる。。 オルフェウス ゴーシュの相棒には望めなかったことだ。。 発熱で声も出なかったので、楽譜を取りに来ていただきました。 す、素晴らしいです。
また大きな風呂敷を敷くとすると、西洋の文明の生み出したもので、 何が最も偉大な発明かといえば、数学記号と五線紙だと思いますです。
1月29日:久しぶりに
うぉ〜、あとちょっとで40度だ。ってくらい熱が出ましたです。 最近のわしの場合、感染経路は非常に単純で判りやすく罪深い。
昼間の同室の大先生 ←→ わし ←→ 夜の同居人 ということで、そこから先はともかくも、今回の場合は左から右に 流れていっているので、次週は夜の同居人がやられる可能性は70%。 (70って数字の根拠は聞かないで。。) 昼間の同室者は、さすが人生のベテランだけあって、 「鷲津くん、うつしてしまうようだけど、すまんねぇ」と あらかじめ断られてしまえば、怨みようもない。
3日ぶりにメールボックスを開いてみれば、100通以上のメールだし、、。
それから、Week Day 3日分のツケがいろいろなところでたっぷり 溜っているのでした。関係者の皆様、申し訳ございませぬ。
1月25日:花嫁の父
週末は京都でわしの一番古い友人の結婚式があって、いってきました。 お約束で、楽器を弾いてきたのですが、曲は例の無伴奏の奴です。 そのあと、花嫁がお色直しということで、父親と一緒に退場するのですが、 ついでに何か弾いてくれということで、「ライムライト」のテーマを ひゃらひゃら弾きはじめました。そしたら、花嫁の父が「たらららら〜」 と小さな声で、うたいはじめたのです。わしは新郎新婦のすぐ近くに いたものですから、他の人に聞こえたかどうかは判りません。
何が嬉しいって、こういう時ですね。
ところで、その前の夜は新郎が彼の勤め先の立派なホテルの一室を 予約してくれたので、そこに泊まったのですが、することがなくて MXTVの収録で使う曲のアレンジをせっせとしておりました。 だいたい出来ました。。
もう一つ、ついにチェロのハードケースを買いました。 FELの「マロン」色のもので、 ネット上では2割引き ということで、近所の楽器屋さんで バーゲニングしたところ、大体それくらいまでまけてくれました。 ということで、ソフトケースとは15年めのお別れさ。 こういう苦労って、わからん人にはわからんだろうけれど、 わかる人にはとっても理解して貰えることだと思います。
ついでに、もう一つ間抜けな話で、なんと帰るときに京都駅前で財布を落して しまいました。 タクシーから降りるときに、荷物が大量だったので、そのどさくさに紛れて しまったようです。 帰りの切符も、免許証からクレジットカード (旅行中しか持たないよ)まで全てが入っていたので、もう 途方に暮れちまったのですが、なんと、奇跡が二つ起こりました。 一つは結婚式で隣だったサックス奏者の人に偶然出会って、 電車代を貸していただいたことと、もう一つは交番に届けたら 既に本署の方に(落してから30分程度)そのままの形で届いていたということです。
わしは、性善説を信じますよ。。 そりゃ、人間は利己的行動と利他的行動のどちらもとりえるが、 性善説っつぅのは「根が悪いか善いか」ってことでしょう。 うーむ、こいつは本物の悪党だという人物をわしは知っておりますが (それは誰ですかと聞かれたら、メールでお答えしましょう)、 性善説か性悪説かという話は、これとはちょっと違うはずで。。 つまり、大多数の未知なる人が善であるか悪であるかという話なんだと思う訳です。 まぁいいや。
感謝感謝の一日でした。
1月20日:掲示板などが新しくなりました。
これから復活するページは新しいものばかりです。 さてさて。。
先週の土曜日に、ボイスパフォーマンスをしている友達のライブを 見てきました。そう、最初から二番目の人の舞踊、で、無音なのに リズムが、正確に言うとEの連打音が、聞こえてきたのですが、 何故だろう、 その数秒後、本当に音が鳴りはじめて、正確に言うとEの連打音が 鳴りはじめて、既視感、というものを楽しんでいました。
「階段」の音楽、正確に言うと製作されなかった映画のための音楽を 独人、黙々と作っているのですが、声が、聞こえてくる。 多分、声が入るでしょう。
ついでに。。去年「くものすカルテット」のライブで、 「小さな喫茶店」とか「美式天然(うつくしきてんねん)」をやりました。 実家に行って、歌っていると、母が「その曲みんな知ってるわ」 といって、歌ってくれました。「小さな喫茶店」は、もう、わしの 今、一番のヒット作ですわ。カラオケにも入っていた。(笑)。
掲示板を新しくしたので、書き込んでね。
1月18日:ぼちぼち
死んでしまったものは仕方がない。 まぁ、ぼちぼち修正していくしかなかろう。 と、いっても、本来大したことがないものを修正したところで、 ろくなものにならない。うーむ。。
ふと届いた年賀状が面白かったり。 古い友達、こちらは友達だと思っている人から届いた葉書の差出人に、 彼の名前と、横に「まみ」(仮名)という名。 あれ、結婚したなどとは一言も聞いていないし、これは誰だろう? まぁ、順当に考える、のはやめて、ふと、 (奴の作った高性能ロボットの名前だったら)、面白い。 しりあがり寿氏によると、そのロボットは、 アパートで一人、ヒゲのOLの帰りを待っている。 ある晩、ドアがそっと開く、と、電源も入れていないのに、「お帰り」と、つぶやく。 一言でいいから、説明してくれよな。
そうそう、今後の予定ですが、2月に MXTVで昨11月のライブの皆さんで テレビのライブをします。12日の朝、昼、夜に放映されるそうです。
1月8日:ふぅ、、
とりあえず、このページだけ仮復旧でございます。
それにしても情けない。。 昨日一日、壊れたハードディスクを叩いてみたり温めてみたり、 非常に原始的な手段で触っていましたが結局息を吹き返すことは ありませんでした。モータがイカレているようです。。 ありゃりゃ。。 仕事のデータと当サイトの音源の類(松本さんの曲集を含む)、 ペテルブルグの写真、など は別のディスク上にあったのでクラッシュを免れたのですが、 他は各地に分散したバックアップファイルを寄せ集めることになりそうです。 クラッシュしたディスクのデータの復元には1ギガバイト当たり70万円かかる そうです。はっはっは。将来大金持ちになったら復刻します(笑)。
申し訳ないのが、伝言板などに書き込みをいただいた分でして、 これは復旧出来ないと思われます。 本当に申し訳ございません。万が一、どなたかWebブラウザの キャッシュにこれが残っている方がおられましたら、送っていただけると むちゃくちゃ嬉しいですが、とほほ。。
当サイト(といってもオルフェウス ゴーシュのページのみ)を 紹介していただいたCD-ROMが発売されたのが一昨年の7月なので、 それ以前のデータは完全復旧出来るのですが、うーむ。。 そういう形で復旧することに意味があるのかどうかを含めて、検討中です。
ところで、正月はいかがお過ごしでしたでしょうか? わしは、名古屋と松江に帰省しておりましたです。 車で行ったのでどえらい疲れたがや、って感じです。 松江の隣の湖の中に大根島という、ちょろい島がありまして、帰りがけに そこに寄ったのですが、熔岩で出来た洞窟がありまして、探検して参りました。 そこは、ボタンと朝鮮人参の畑が延々と広がる、本当に日本の田舎といった島で たとえば江ノ島の洞窟のようにスピーカから竜の鳴きごえが聞こえるといった デコレーションは全くなされていません。 入口に小さな案内板が一枚立っていて、脇にロウソクが何本か置いてあるだけで、 中はただただ真っ暗です。 妻は恐れおののき、入口にて退散致しましたが、わしは自動車用の懐中電灯 片手にずんずん入っていったところ、ただただ暗くて湿っておりました。 わしが中で見たものについては、これ以上書くことが出来ませぬ。。。
では、今年も宜しく。。