.Lastupdate: Sat Sep 17 04:09:42 2011.


Linux うろうろ

What's New! 番外編

PC-Z1 備忘録


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(2011 年) 3 月 10 日: PC-Z1

モービル,なんでモバイルというのか知らないがモバイルな 計算機環境は,5 年ほど前に定住するまでは,死活問題だった. 思えば,当 What's New! もいろいろな計算機環境で書いていた. 主だった環境は 登場人物(マシン?) に書いてあるが,簡単にいえば モ バ う ろ う ろで別ページを 作ったドコモバ + PocketBSD な環境があって, その次に,新幹線上で生活する (=毎月の家賃の合計よりも 新幹線代の方が高い) ようになってから Linux (debian) の入った VAIO SR で生活するようになった. 前者は,東京の定住者が メール,ウェブ,文章書きが 出来れば良かっただけだったのだが, 後者は,計算をして論文を書くために必要な あらゆる作業が必要だったため,より深刻だったといえる. ノート PC より軽量な何か (PIM のようなもの) で モービルな環境が済む,という人は,軽度なモバイラー, というか,ずばり「定住者」だと思う.

で,最近はまた軽度なモバイラーであったため, 携帯電話だけで満足していた. 携帯電話は,一応シャープの SH53 や 今は 912SH という,その時々のフラグシップモデルの 立派なガラケーなのだが,メールは相変わらず 数行しか打てない.外部のアプリもほとんど使わない. ウェブは文字だけ見る. 仕事で出かけるときは ノート PC. Let's note R シリーズとか,最近は VAIO X. VAIO X は素晴らしいですよ. CPU が Atom でショボいのだけれども, Windows XP で普通に動いて, 画面も type P より大きくて実用的だし, 655 g と,VAIO SR の半分の重さ. ときどき大学で数時間の集中講義をさせていただくのだけれど, それくらいまでのサイズの PowerPoint ファイルは普通に開く. それでも,より慎重に Let's note の J シリーズを 買い足そうとしているけれども, Core i7 機が 1 kg を切っていて, 何の文句があるのかと.

無理やり小さいマシンでモノ書かなくてもいいじゃん, ノート PC でいいじゃないと思う. それくらい,実用的なノートが軽くなってきている. 最近の新製品で興味があるのは Mac Book Air くらいか. iPod touch や iPad,あるいは Android 系はダメです. なぜなら,emacs が動かないから. 同様に,UMPC の先駆けとして有名な HP 100/200LX を使ってない理由も,emacs が動かなかったから. Morphy One に期待したのも,emacs が動く最小端末っぽかったので. まあとにかく,ドコモバを手放して以来, 「いかにも」な新しいガジェットを 買わなくても,幸福だったのです.

が,本日の表題にあるようにシャープの NetWalker PC-Z1 を本日買ってしまった. これは,409g のフルキーボードの ubuntu の入ってる Linux 端末. 直接的な原因は,自宅で入ってるプロバイダから携帯 WiMAX ルータが,何だか無料キャンペーンで送ってきたので. 新しい iPad も出たし,何か今時の端末を買おうかと思ったが, 結局 emacs が動かないから意味がないという 素晴らしい結論を得て,4 万円の LOOX U / G90 (普通の Windows ノート PC) と迷った挙句, やはり,定住者の余裕,ギャグで買うなら, この無骨な UNIX 端末, ドコモバやリナザウの正統な末裔である emacs 端末を 一度は遊ぶべきだということで,PC-Z1 にした次第. LOOX の半額. NetWalkerガリガリ活用術,米田 聡,ソシム(2009) という,PocketBSD でいえば 「聖典」 のような本も注文した. この本は,ちょっとイカれていて, たとえば USB 接続の D-sub の外部ディスプレイ端子に 出力する方法なども書いてある. そもそも PC-Z1 でプロジェクターを使った プレゼンテーションをしようと思うのは,変態的であろう. A キーの横に Ctrl がないので, カーネルをビルドしなおして A と Ctrl を共有するなどという裏技もあるようだ. もちろん,ネットを丁寧に探せばなくはない情報なのだが, 情報をネットで検索していて思うに, 全体的に, この端末は 変態を吸い寄せるのだと思う. わしと同世代以上のオジサンばっかりが書いてるし. 90 年代前半の端末である HP 200LX と平気で並べて議論してるし.

まあとにかく,WiMAX のお試しのためとはいえ, いかにも変な UNIX 端末を買ってしまったので, 必然的に Linux ネタが書けるだろう. 1.5 年前発売の端末なので,とっくに旬は過ぎているが, こういうものは息が長い.枯れてからが勝負だ (意味不明). このサイトも,未だにアクセス数が一番多い Linux のページは全く更新しておらず, 更新は当 What's New! ばかりだったので, 良かった?のか. 先月,中を見せてもらった次世代スパコンも Linux だというし,愉快なスケーラビリティに 敬意を表して,久しぶりに Linux の デスクトップ環境も考えてみるか. 遅い遅いというけれども,486SX で X Window を 使っていたことを思うと速いだろう.


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4 月 2 日:YouTube XL

Flash Lite を入れたのだが,Flash9 に対応していないため, YouTube を見ることはできなくて, YouTube XL なら良いよと書いてあったのを真に受けたのだが 当初 (3 月中) は見ることができなかった. が,先日やりなおしたら,YouTube XL を見ることができた. 童謡などを見せてやると,朝の布団の中の一時を若干延長できる. ありがたい.


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4 月 4 日: emacs23

emacs23 を入れてみたけど,ネット上に作られていた deb が入らなかったので,自分で configure; make ;make installする. こんなことしたの何年ぶりだろう. 素直に LCゴシック が使えるようになった.


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4 月 5 日: Ubuntu Magazine と箕面市長

Ubuntu Magazine Japan は,過去記事のアーカイヴを公開している. 後からきた者にとって,素晴らしいすぎる. 雑誌は出したら出しっぱなしだからなあ. Linux Japan という伝説の Linux 雑誌を 創刊号から数年間分,買っていた. あの小さいフォントがギッチリの奇妙な雑誌を 見たときの興奮以来かもなあ.

これが絡みで, 大阪は箕面市の市長さんのブログで edubuntu による PC の再利用 の記事を読んだ. Netwalker の話も一瞬だが書いてある. この市長自体が,大変まともな感じがする.


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4 月 6 日: "生みの親"と USB-TXC

生みの親が語るNetWalkerの正体
新ブランドを引っ提げて、MID市場に参入したシャープの思惑
どうやら,この笛田進吾氏が NetWalker の「生みの親」であるらしい. 精悍な「俺が世界の最先端」っぽいイメージの Steve Jobs 氏と (iPad2 のときはさすがに辛そうだったが), 同じ立場 (伝道者,エヴァンゲリスト) の方だと思うと,感慨深いではないか. 日本のお父さん頑張れと応援したくなる.. この製品が発売された頃は国際学会が立て続けにあったり 家族が増えたりして大変だったので, すっかりノーマークであったけれども, ともかくコンセプトは判った. 「市ヶ谷から飯田橋までの間にメールを打てる端末」ということか. わしも,市ヶ谷の会社に勤めていたことがあるので リアリティがありますよ. たしかにシャープの東京本社,ショールームもあった.

1992 年頃に,家電製品の業界紙を作っている新聞社で 働いていた頃,講演会のテープ起こしを良くやらされていた. 当時のシャープの偉い人が,とある講演会で, 「液晶で世界を変える」と言っていたのを,ふと思い出した. 今でいう?ユビキタス?な考え方,どこでも液晶の情報端末を 持ち歩く生活というのを提案していた. 「ザウルス」が発売される直前だったと思う, わしは結局ザウルスは「りなざう」含め一台も買わなかったけれども, こうした情報端末やパソコンやテレビが 世の中を変えていったということは実感している.

笛田さんの話に戻ると, 「携帯と両方持っていることを前提にしているので, 通信機能は最小限に,カメラもテレビもつけなかった」 とおっしゃっていて,大変同意できた. まさに,シャープの携帯電話(ガラケー 912sh) を持っているので 携帯テレビやデジカメには不自由していない. この機種を 30-40 代の働くオッサン相手に売る, というのも良くわかった.

ただ,一つ不思議なのは,OOo の位置づけだ. これは MS Office の代替品では決してない. 何でもいいが,社内のワードの書類を読み込ませれば 会社人としては,ちょっと使えないことは, すぐに判るだろうに. 読む分には十分だ. より軽い Abi Word では版面がガタガタになる (ので読む側としても残念ながら論外) だが, OOo だと,読める.Excel もパワポも読める. しかし,ここに何かを書いて, 上司や同僚やお客様に提出することはできない. だって,たとえば「○秘」の, ○の中に秘の字がきちんと中央におさまっていないもん. 版面がガタガタというほどではないが, 書き直しを命じられる程度には使えない. ちなみに,Mac 版の正規版の MS Office も Windows 版と同レベルに近い互換性のなさがあるため, 提出用の書類を作る際には 注意が必要. OOo を提出するファイルの作成として使っている 唯一の場面は,パワポで作った絵を eps に変換したいとき. 凝った絵でなければ,きれいに eps にできる. したがって,TeX で作成する文書に貼付けられる. ともかく,OOo をビジネス用途に正面から使うためには, 受け取る相手も OOo がデフォルトである必要がある. なかなか,そういう社会はない.

ということで, 一般のビジネス用途として幅広く使ってもらうには どうかなあと思うが, PC-Z1 はコンセプトとして, わしの用途には大変適合していると思う.

ちなみに,10 年ほど前の VAIO と比較すると, こんな感じだ.

旧 生活の友 Sony Vaio SR1G/BP (2001.5〜2008.6) 現 寝室の友 SHARP Netwalker PC-Z1 (2011.03〜) 現 ポケットの友 GALAPAGOS SoftBank 005SH (2011.09〜)
CPU : Mobile Celeron 550 MHz Freescale Semiconductor i.MX515 (800 MHz?) Qualcomm M8255 Snapdragon 1GHz
Memory : Micro DIMM PC100 192 MB 固定 512 MB 固定 512 MB
記憶媒体 : IBM IC25N030ATCS04 (30G 9.5mm) 換装 4 GBフラッシュ + 〜16 GB microSDHCカード 1 GB ROM + 〜32 GB microSDHCカード
OS : Debian GNU Linux (sid) Kernel 2.4.x + Windows2000 Ubuntu 9.04 Android 2.2 (2.3 にアップグレード予定)
ネット デジタル携帯通信カード,LAN カード WiFi WiFi + 3 G
モニタ 10.4 インチ (SVGA 800x600) 5 インチ (WSVGA 1024x600) 3.8 インチ (WVGA 800x480)
重さ 1.36 kg 409 g 151 g
バッテリ 実質 3 時間 (3600 mAh) 実質 5 時間 (1620 mAh) 実質 5 時間 (1130 mAh)


こうしてみると壮観だ. 800 MHz といっても, i.MX515 は整数演算は速いが 浮動小数点は MMX Pentium 相当だった (ソース失念) ので,単純比較はできないが, 大体同じくらいのスペックで, 1/3 くらいに軽くなって, 実売価格が 10 万強から 2 万円になって, 宜しいのではないか?と思う. もう一つ,未だに VAIO SR が どうのこうのと語っているように, わしは気が長い. 生みの親の笛田さんも, パソコンよりも長い周期で 発売してくようなことを述べていたので, 人々が言うように状況は絶望的ではなくて, 後継機種が出てきても不思議はないと思われる. 「GALAPAGOS」をはじめ, シャープも他にいろいろな端末を出してきているが, emacs がまともに動いて gcc でシステムコールを叩くプログラムを書ける 環境は,Netwalker 以外になさそうだ. ということで,後継機種に期待したい.

あと,ネットワークが IEEE802.11b/g しかなくてショボいと 言う意見がネットに散見されたが, 必要十分なんじゃないかなあ? 上にも書いたように, 外出先でも WiMAX ルータがあれば そこから飛ばせば良いわけだ. USB ケーブルでルータに有線接続もできるが, 電車の中で立ってるときには邪魔じゃないか? ホテルや 学会などの会場でも,最近は 無線 LAN が使えるところが多いし, 無料のスポットもある. 特定のキャリアとガッチリ提携されるよりも, 現状の方がスマートに見える.

でもまあ,そろそろ,ホテルなどで使う (かもしれない) 有線 LAN が欲しい. VAIO 用に持っていた USB-TXC は Linux で使っていたわけだが, カーネルモジュールを作らなければ使えないっぽい. うーむ.

(2011.9.13記 まさにその GALAPAGOS を買ってしまった. その備忘録. 表に付記しています.)


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4 月 6 日: スケジュール,メーラー,電子辞書,文書作成,...

emacs も 23 になって見やすいフォントになったし, xcal.el も導入できた, 昔のモバイルギアの頃の xcal でスケジュール管理 を参照. わしのバージョンは 1.01.01 なのだが generate-calendar-window 関数を calendar-generate-window に書き換える必要があった. 基本的には,全然かわってない. だから,10 年以上前からスケジュール管理が 一元化できている.素晴らしい...

メーラーは,普通に mew が入った. 電子辞書も,この linux のページには載せていなかったけれども, ebloook, lookup.el を使って 広辞苑や英和辞典の類 (広辞苑第四版,研究社英和・和英中辞典, wordnet 英英,webster 英英,roget 類義語 後三者はフリーの辞書) を使っている. 文書作成も,platex2e と YaTeX によって,快適に作れるようになった. ついでに,gnuplot など定番の科学用のソフトも使える.

なんだか,これで満足してしまった.うはは.

(4/19 追記): 大半の市販あるいはフリーの電子辞書は, 「EPWING」形式に変換することによって eblook と lookup.el を用いて emacs 上で楽に読むことができるようになります. たとえば,かずお氏による 更に極めよ「EPWING/PDIC辞書 参照. 「○○という辞書が Netwalker では読めないから買わない!」 といった書き込みをネット上でよく見るけれども, フリーソフトの組み合わせで 多くの電子辞書が Netwalker 上で読めるのだから, 諦めるのはアホだと思います.


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4 月 7 日: 圧倒的

仕事場で,ポメラを使っている人がいた. やはり,キーボードの打ちやすさは格別だな. かな漢字変換については,文節ごとに細かく変換する習慣なので, ポメラでも, canna でも,いまいち賢くならない MacOS Xの「ことえり」でも, ubuntu の良くわからない奴でも大丈夫なのだが.. キーボードといえば,モバイルギアは素晴らしかった. このたびのモバイルギアの末裔である LifeTouch NOTE も 素晴らしそうだ. amazon を眺めていたら韓国製の viliv N5 というのも 勧められた.400g くらいで win7 だ. LOOX U と同じジャンルだな.

でも,でも,Netwalker の何が素晴らしいって, これが「実売 19,800 円だった」ことに尽きるのかもしれない. ああ,書いてしまった. しかも展示品処分じゃなくて新品で. LifeTouch NOTE が,emacs を使えて (使えるような記事もあるけど まだβ版?っぽい),100g 軽くて,2 万円だったら,買う. やっぱ 2 万というのはデカい. ipod touch の一番安い奴が 2 万くらいだから, そこらへんが勝負どころだ. 仕事場の同僚 (普段からデスクトップの Linux で シミュレーションをやってる人) に「いくらだったら買う?」と 聞いてみたら「3 万」とのこと. 確かに,3 万以下だとお得感を感じる. 4 万だと,圧倒的に選択肢が増え始める. で,彼に実際に触ってもらったら, キーボードを触ってみて「こりゃいらない」と.

まあ確かに次世代機ではキーボードは何とかして欲しいが, これはこれで,絶対ダメだとは思わないけれどもなあ. このキーボードのお蔭で 2 万円に下がっていると思うと, ありがたみを感じるくらいだ. メーカーさんには悪いけれども. Ubuntu,Linux であること,このキーボード, と,ユーザーは二重苦を背負っている. というか,前者の Ubuntu であることはわしからみると長所と言えるのだが, ともかくこの二者によって,素人を寄せ付けない 圧倒的な孤高の高みにあがってしまったのだろう.


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4 月 8 日: 漢は fbterm か?

PocketBSD のときもそうだったのだが, こういう小さくて非力な UNIX 端末の場合は コンソールで生活するのが経済的である. PocketBSD では コンソールの字がちっこい で議論したのだが, Linux では,昔は kon (Kanji なんちゃら) だったが今は fbterm がソレであるらしい. ということで,インストールは相変わらず apt-get 一発で済んだし,フォントも大きくできた. けど,やっぱり X window があると便利かなあ.

emacs のモードラインには, 時刻 (display-time) や 新着メールの有無 (biff) などを表示しているので, window manager でやるべきことの大半は モードラインで済んでいる (だから X window はいらない?). ただ,バッテリー残量を示す display-battery-mode が,うまく動いていない. これがあれば,ほぼ完璧?


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4 月 18 日: 他のノートにも Ubuntu を

5 年前に「定住者」になって, Vaio SR の Debian 環境を捨ててから, pc-z1 を買うまでの間は, Linux のデスクトップ環境が 主たる環境でなかったことは上に述べた. その間に,ubuntu が大変便利になっていたなあと いうのが今日の感想. ubuntu 10.10 を Core i7, Win7 のノートに 入れたのだけれども, パーティションを切るのも Win7 で簡単にできるし, ubuntu もすんなり入ってくれるし, デュアルブートも何も設定せずともできた. 入ってしまえば, ubuntu 側から Win7 の ntfs も rw できるし, 音も出るし,usb メモリの類も勝手に認識してくれるし, GUI でキーボードの設定などもできるし, 何というか,全般的に「MacOS X みたいだな」と思った.

Win7 入りのデスクトップ PC を発売日の次週に買って( 2009 年 10 月 29 日: AVCHD と Windows7) から, ubuntu は自宅の PC の VMware 内で動いていて, まあ快適であったのだが, VMware 内ということで「ネイティブよりも楽に動くのは当然」という 気持ちがあった. 逆にいうと,まあ ubuntu 側の細かい設定はせずに済んでいた. 今回,pc-z1 を一月ほどいじくっている間に, ubuntu でいろんなことが出来ることが判った次第..


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5 月 1 日: 他のデスクトップにも Ubuntu を

Intel のマザーボードのリコール問題も済んだようなので, ASRock B3 H67M-GE に Core i7 2600K を載せるマシンを作って, Ubuntu を入れた. 適当に買っただけなのだが,SSD だし,メモリも 16G あるし, 電源の SCYTHE 鎌力 も静かで良い感じだし, 10 万もかけずに良いマシンが組めたという感じ.


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5 月 16 日: 起床前にモバイルアプリを利用する人が増加

起床前にモバイルアプリを利用する人が増加 ということなのですが,確かにうちも寝室に置いてある. 居間にはノートPCがあるし,デスクトップは2階の書斎, サーバは3階の書庫なので. スリープからの起動が一瞬だし, 閲覧するのにはちょうど良い. ブラウザは Galeon を一番良く使っている. ツールバーを二段から一段にしたら, Firefox 3 と同等の圧迫感のなさになった.

実は,帰省時に活躍したのはノートPCだったので 最近の記事がなくてどうしようかと思っていたのだが..


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5 月 30 日: Atom は辛いか

先週学会で Sony の VAIO X でプレゼンをしたのだけれども, パワポに貼付けた動画を再生しおわったら固まった. ここまで酷いのは初めてだったが, そこはオッサンの経験値の賜物というか, 予稿集の図をご覧下さい,ということでギリギリ話を続けることができた. 別に 40 MByte 程度の動画であり, Windows XP を起動した直後なら問題なく再生できるのだが. 4 人講演するなかの 4 人目だったので, プロジェクタにつないだまま待っている間に 「毒」がたまったとしか思えない. プレゼンのためには,もう少し力のあるマシンを持たねば.


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9 月 13 日: GALAPAGOS 005sh に機種変更

(携帯電話について全然詳しくありませんので, ググって来られた方はあしからず)

携帯が壊れたので,機種変更しようということになった. うちは元来 J-Phone ユーザーで,今はソフトバンクになっている. ということで,SH53, 912sh とシャープのその時々の フラッグシップモデルを使っていた. でも今回は,「そろそろ iPhone にしようかな?」と思った. のだが,10 月には iPhone5 が出るといわれている. 今すぐ機種変したい.でも iPhone4 を買いたくない. ってことで,Android 携帯を見渡したところ, 005sh が目についた. 全然フォローしていなかったのだが, 一種類だけキーボードつきの機種がある. しかも,例の GALAPAGOS ではないか. さらに,ネーミングがあまりに自虐的だったのか, Net Walker という名前も一代限り (今のところ) であるように,一代限りの冒険を許す社風なのか. まあ,とにかく,ポイントなどがたまっており 実質ゼロ円だったのと,009sh のような 新しい目の機種と比較してもスペックの違いが あまりなさそうだったのと, 今のところ最新の Android 2.3 が載るらしいこと, などもろもろを考えて 005sh にした. 「モバモバ」以来の スモール計算機マニアの目線で比較すると, 「pc-z1 との比較」 の通りとなる. 005sh はスペック的に PC-Z1 とほぼ対等だといえる.

ってことは,軽い分だけひたすら 005sh がうれしいか, というと,意外にそうでもない.

005sh のキーボードは見かけ以上に打ちやすく, 両手の親指で打つ 005sh と,両手の全部の指を使って打つ PC-Z1 とで,ほぼ同じくらいのスピードであった. PC-Z1 がもたつく分だけ,005sh が有利であることと, iWnn の予測変換機能が (UNIX ユーザー的には) 素晴らしすぎることもある. 外出先で文章を打つ端末としては,狙いどおり, 005sh は一般のスマートフォンを凌駕すると思う. 慣れがあるかもしれない,と言われても iPhone や Android のテンキーフリックは,遅い.

日本語入力は結構だし, 写真をとることやその他マルチメディア的な方面については 十分に面白いし役に立つ・ 携帯性,重さにしても,912sh より 6g 重いだけで,この機能なので 不満はない.

であるけれども,PC-Z1 は「Linux である」のが決定的に良いと思うのだ. ターミナルが使える.シェルが使える.UNIX のコマンドが使える. まともなファイラーが使える.画面をたくさん出してコピペできる. TeX が入る. などという普通の作業が,これだけ貴重なものだということを 改めて理解した次第.


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9 月 17 日: GALAPAGOS 005sh に機種変更2

005sh のキーボードの評判はおおむね良い. で,たとえばこのページを編集するために ターミナルとして Terminal Emulator, ssh クライアントとして ConnectBot, ファイラー兼sftpクライアントとして ES ファイルエクスプローラー, エディタとして Jota Text Editor などを用意して,ちょっとそれっぽくなってきた. しかし,Terminal Emulator も ConnectBot も 日本語を通さないから (8bit フリーじゃない?), いまひとつ使い勝手が悪い. Jota Text Editor も,たとえば Windows における「秀丸エディタ」が キーバインドだけ emacs ライクにできるように, emacs ライクな挙動が実現できるかと思いきや そういう方向性ではない. そもそも,Ctrl や Alt キーがないので, そこで頓挫しているように思われる.

まあ何というかキーボードをガシガシ使うようにソフトウェアが 設計されていないから,仕方がないのかもしれないが, だとすると,NEC や東芝のキーボード付 Android 端末は どうなるのだろう? まあ,昔の Windows CE 機のように, それらしい (emacs 狂じゃない人なら我慢できる) エディタなりがあるのだろうか. そんな,まどろっこしいことをイチイチ言わなくて済むのが pc-z1 の素晴らしいところだと,改めて認識. スペックの問題じゃないんだよ. まあこれは,モバイルギアや Jornada の時代から 言われてきたことなのだが. でもやっぱ,大手メーカーが Ubuntu 機を出したというのは 末代に語り継ぐべき偉業なのだろうな.

それはさておき, 005sh のキーボードの特徴であるが, 上に書いたように Ctrl や Alt キーがないこと以外の 大きな特徴として, 数字の入力は Fn キーを用いること, 左側に十字キー (矢印キー) があること, がある. 左側の十字キーは,ゲーム専用機からのアイディアだそうで, 「慣れない」「慣れる必要がある」「意外に良い」 といった意見がある. ところが,UNIX ユーザとして大変なことに気がついた. 上記 ConnectBot では,Ctrl キーとして十字キーの 真ん中のボタンが使える. そうだ.我々 UNIX な人々は, そもそも矢印キーを使っていなかったではないか! カーソル移動は C-p, C-n, C-f, C-b でしょ. この,Web ブラウザを使うときにはゲーム専用機的に使って 便利な十字キー (タッチパネルだと狙ったリンク文字列を 選択しにくい) も, キーボード入力しまくるときには Ctrl キーとして使えばいいのだ. すると,左側にあることが大変重要なことに思われてくる. ついでに,下矢印は Alt にしたらいい. ひょっとして,そのためにシャープのエンジニアさんは 十字キーを左側に持ってくるという重大な決意をされたのだろうか!? なわけないか. ともかく,そういう使い方を用いたソフトがない. ConnectBot は,たとえばリモートホストの シェル上のタブ補完に C-t が使えたりして便利だ. 005sh には tab キーもないのだが,そうした不便が 「左 Ctrl キー」の出現により一気に解消する. ConnectBot は便利なのだが,日本語が通らない. だからログイン先の emacs を使って書くわけにもいかない. やはり,005sh のキーボードを前提とした emacs ライクなエディタが求められる. いえ,求めているだけなので無理は言いません.

こうしたソフト面での不便? を考えると, 何度も書くけれども native で Linux ディストリビューションが動く pc-z1 は素晴らしい.


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10 月 28 日: PC-Z1 や GALAPAGOS ユーザーが意外に多い

この間,飲み会であったので電車 (正確には違うのだが) 通勤をしたところ, 研究仲間の方と PDA の話題になって,「シャープって,Linux のザウルス 作ってるでしょ.あれ持ってますよ」と言われて,「おお,リナザウを まだ使っておられるのですか!あれは名機でしたよね」といって, しばらく話していたら「Ubuntu が載ってるから便利」ということを言われた. 「そりゃ,リナザウじゃなくて Netwalker ですよ!僕も持ってます」という ことになった.なんでも,電子辞書を買いにいったら Linux 入りのが あったので選んだとのこと.

帰りの,飲み会に向かう電車にのったら,職場の 3 人と並んで座ることになった. 真ん中に座った一人が,iPad を出して自慢をはじめた. すると,外側の人が「でも iPad ってデカいじゃん.電池も持たないでしょ」 などとツッコミはじめたので,「○○さんは何をお持ちなんですか?」と きいたら「GALAPAGOS だよ」と.なんと,携帯でもない正真正銘の GALAPAGOS だそうで.こちらも負けじと「僕も GALAPAGOS ケータイですよ」と, 両側から iPad を腐す結果となった. 普通に暮らしていて,まさか iPad が腐されるということはないと思うのだが...